コンソールを使用した ArcSight SmartConnector のインストール(Linux)
2024年4月11日
ID 167454
GUI インストーラーの代わりにコンソールを使用して、Linux に ArcSight SmartConnector をインストールできます。
コンソールを使用して ArcSight SmartConnector をインストールするには:
- コンソールで ArcSight SmartConnector インストーラーを実行します。
- [Introduction]セクションを読み、Enter を押します。
- 入力を促されたら[Choose Install Folder]を選択し、ArcSight SmartConnector をインストールするディレクトリのフルパス(
%ARCSIGHT_HOME%
)を入力します。インストールディレクトリの既定の値は
/root/ArcSightSmartConnectors
です。 - 入力を促されたら[Choose Link Location]を選択してから、インストールディレクトリへのリンクを作成するかどうかを指定します。
[
Don't create links
]を選択することを推奨します。 - [Pre-Installation Summary]セクションに、正しいインストール設定値が表示されていることを確認します。値が正しい場合は Enter を押します。
ArcSight SmartConnector がインストールされると、以下の情報がコンソールに表示されます:
Installation Complete
---------------------
The core components of the ArcSight SmartConnector have been successfully installed to:
%ARCSIGHT_HOME%
To finish the configuration of the SmartAgent, please go to the folder:
%ARCSIGHT_HOME%/current/bin/
and execute the script:
./runagentsetup.sh
%ARCSIGHT_HOME%/current/bin/runagentsetup.sh
を実行します。- [
Add a Connector
]を実行します。 - コネクターのタイプとして[
Syslog Daemon
]を指定します。 - コネクターの以下の設定を指定します:
- Network Port
Kaspersky CyberTrace サービスがイベントを送信するポートを指定します。このポートは、Kaspersky CyberTrace Web の[Settings]→ [Service]タブで指定されています(既定では、
9998
)。 - IP Address
Kaspersky CyberTrace サービスがイベントを送信する IP アドレスを指定します。この IP アドレスは、Kaspersky CyberTrace Web の[Settings]→[Service]タブで指定されています(既定では、
127.0.0.1
)。Arcsight SmartConnector が、実行されているコンピューターのすべてのネットワークインターフェイスからイベントを受信するようにする場合は、
ALL
を指定できます。Kaspersky CyberTrace サービスの設定情報ファイルではALL
を指定できません。 - Protocol
[
Raw TCP
]を指定します。 - Forwarder
[
false
]を指定します。
- Network Port
- 宛先のタイプとして[
ArcSight Manager (encrypted)
]を指定します。 - パスワードをマスクするかどうかを指定します。
[
yes
]を指定することを推奨します。 - ArcSight Manager の以下の接続設定を指定します:
- Manager Hostname
ArcSight Manager のホスト。
- Manager Port
ArcSight Manager のポート。既定では、
8443
です。 - User
ArcSight にコネクターを登録する権限を持つユーザーの名前。
- Password
指定したユーザーのパスワード。
- AUP Master Destination
[
false
]を指定します。 - Filter Out All Events
[
false
]を指定します。 - Enable Demo CA
[
false
]を指定します。
- Manager Hostname
- コネクターの以下の設定を指定します:
- Name
任意の値を指定できます。
- Location
任意の値を指定できます。
- DeviceLocation
任意の値を指定できます。
- Comment
任意の値を指定できます。
これで、コネクターが登録されます。
- Name
- 証明書のインポートに[
Import the certificate to connector from destination
]を指定します。 - 表示されているデータが正しいことを確認します。
正しいデータが表示されていれば、「
yes
」と入力します。 - コネクターのインストール方法に[
Install as a service
]を指定します。 - 次のサービス設定を指定します:
- Service Internal Name
- Service Display Name
- Start the service automatically
ここでは、システムの起動時にサービスを起動するかどうかを指定します。[
yes
]を選択することを推奨します。
- 指定したデータを確認します。正しい場合は Enter を押します。
コネクターがサービスとしてインストールされます。
- 以下のコマンドを呼び出してコネクターを起動します:
/etc/init.d/arc_$service_name start
このコマンドの
$service_name
は、指定したサービスの内部名です。
ArcSight SmartConnector をインストールしたら、Kaspersky CyberTrace をインストールして ArcSight と連携できます。