Kaspersky Endpoint Security for Mac

クライアントコンピュータと管理サーバ間の接続の手動確認:Klnagchk ユーティリティ

リモートコンピュータと管理サーバ間の接続を確認する

ネットワークエージェントのインストールが完了すると、klnagchk ユーティリティは、/Library/Application Support/Kaspersky Lab/klnagent/Binaries フォルダに保存されます。

klnagchk ユーティリティをコマンドラインから実行すると、指定したパラメータに応じて次の操作が実行されます:

  • リモートコンピュータにインストールされているネットワークエージェントと管理サーバ間の接続に対して指定した設定を表示する、またはファイルに保存する。
  • ネットワークエージェントの前回の起動以降の統計とユーティリティの実行結果をファイルに保存する、または画面に表示する。
  • ネットワークエージェントと管理サーバとの接続を確立しようとする。
  • 接続を確立できない場合、ICMP パケットを送信して、管理サーバがインストールされているコンピュータの状態を確認します。

ユーティリティを実行する前に、コマンドラインで /Library/Application Support/Kaspersky Lab/klnagent/Binaries に移動してください。

コマンドの構文:

sudo ./klnagchk [-logfile <ファイル名>] [-sp] [-savecert <証明書ファイルのパス>] [-restart]

重要:ユーティリティの実行には管理者権限が必要です。

パラメータの説明

-logfile <ファイル名> – ネットワークエージェントと管理サーバ間の接続設定とユーティリティの実行結果をファイルに保存します。このパラメータが未指定の場合、サーバの接続設定、実行結果およびエラーメッセージは画面に表示されます。

-sp – プロキシサーバの認証用パスワードを画面に表示するか、ファイルに保存します。このパラメータは、プロキシサーバを使用してネットワークエージェントから管理サーバに接続する場合に使用します。既定では、このパラメータは使用されません。

-savecert <ファイル名> - 管理サーバへの認証用の証明書を、指定したファイルに保存します。

-restart - ユーティリティの実行完了後に、ネットワークエージェントを再起動します。

例:

sudo ./klnagchk -logfile klnagchk.log -sp