物理サーバーからの本製品の削除
物理サーバーからの本製品の削除
2023年12月13日
ID 189446
本製品を削除する前に、必要な準備作業を完了しておく必要があります。
本製品を物理サーバーから完全に削除するには、対象となるデータをランダムなデータで複数回上書きすることを推奨します。
物理サーバーから本製品を削除するには:
- CentOS の配布パッケージのLiveCD ブートイメージ(LiveKDE または LiveGNOME)をダウンロードします。
本ページでは、LiveCD LiveGNOME の使用手順について説明します。
- LiveCD イメージを USB ドライブから使用できるように準備します。具体的な手順については、CentOS のナレッジベースを参照してください。
- Kaspersky Web Traffic Security をホストしているサーバーに USB ドライブを接続します。
- BIOS/UEFI の設定で、接続した USB ドライブを起動可能なドライブとして設定し、ドライブを読み込みます。
- コマンド入力用の端末アプリケーションを起動します。[Applications]メニューで、[System Tools]-[Terminal]の順に選択します。
端末アプリケーションのコンソール画面が表示されます。
- ハードディスク名の情報を確認します。この操作には、次のコマンドを実行します:
lsblk
- 表示されたリストで、[TYPE]列の値が「disk」となっている行を探します。ハードディスクの名前が、同じ行の[NAME]列に表示されています。
- ドライブ上のデータを 1 回だけ上書きする場合:
- ドライブのデータを「0」で埋めるかたちで上書きするには、次のコマンドを実行します:
sudo dd if=/dev/zero of=<ハードディスク名> bs=1M
- ドライブをランダムなデータで上書きするには、次のコマンドを実行します:
sudo dd if=/dev/urandom of=<ハードディスク名> bs=1M
- ドライブのデータを「0」で埋めるかたちで上書きするには、次のコマンドを実行します:
- ドライブ上のデータを複数回上書きする場合:
- スクリプトファイルを用意します。この操作には、次のコマンドを実行します:
echo "for n in \`seq 7\` ; do dd if=/dev/urandom of=/dev/sda bs=1M conv=notrunc ; done" > wipe
- スクリプトファイルを実行できるように権限を変更します。この操作には、次のコマンドを実行します:
chmod a+x wipe
- スクリプトを実行します。この操作には、次のコマンドを実行します:
sudo ./wipe
- スクリプトファイルを用意します。この操作には、次のコマンドを実行します:
- 処理が完了するまで待ちます。上書きが完了すると、ドライブの空き容量が不足しているという通知が表示されます。
- USB ドライブをコンピューターから外します。
- サーバーを再起動し、ハードディスクから本製品を読み込めるかどうかを試します。
データを正常に削除できている場合、本製品を読み込むことはできません。
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