CEF 形式の Syslog メッセージの内容とプロパティ

2023年12月13日

ID 267200

検出された各イベントに関する情報は、イベントの発生直後に、CEF 形式の独立した Syslog メッセージとして UTF-8 エンコーディングで送信されます。

CEF メッセージは、メッセージ本文ヘッダーで構成されています。

CEF メッセージのヘッダーは次の部分で構成されています:

  • Syslog プレフィックス:<イベント日時> <イベントが発生したホストの名前>
  • 「|」文字で区切られた一連のフィールド。Syslog プレフィックスとスペースで区切られています。すべて必須フィールドです。
    • フォーマットバージョン。現在、バージョン番号は 0 であるため、フィールドは「CEF:0」のようになっています。
    • ベンダー。このフィールドの値は AO Kaspersky Lab です。
    • 製品名。このフィールドの値は Kaspersky Web Traffic Security です。
    • 製品バージョン。このフィールドの値は、製品の現在のバージョン(6.1.0.xxxx )です。
    • イベントクラス。
    • イベント名。
    • 重大度レベル。LowMediumHigh のいずれかになります。

      例:

      Oct 30, 2021 10:34:23

      host.domain.com CEF:0|AO Kaspersky Lab|Kaspersky Web Traffic Security|6.1.0.1234|LMS_EV_SETTINGS_CHANGED|task settings changed|Low|…

Syslog メッセージのフィールドのうち、本製品のオプションで定義されるイベントに関するフィールドは「<キー>="<値>"」という形式です。1 つのキーに複数の値が存在する場合は、値はカンマで区切られます。キーとキーの間はコロンで区切られます。

メッセージに含まれるキーとその値は、イベントのクラスによって異なります。

検出されたイベントに関する Syslog メッセージの最大サイズは、Kaspersky Web Traffic Security がインストールされているサーバーの Syslog 設定の値によって異なります。単一の外部 Syslog サーバーへの Syslog メッセージのみ設定できます。

CEF メッセージの文字エンコーディング規則:

  • スペースをエスケープする必要はありません。
  • ヘッダーでは、縦棒(「|」)が区切り文字として使用されます。この文字をヘッダーのいずれかのフィールドで使用する必要がある場合は、バックスラッシュ(「\」)でエスケープする必要があります。メッセージ本文では、「|」をエスケープする必要はありません。
  • 単一のバックスラッシュはメッセージヘッダーまたはメッセージ本文では使用できません。ヘッダーフィールドでこの文字を使用する必要がある場合は、2 回繰り返します(「\\」)。
  • メッセージ本文では、「=」文字が「キーと値」ペアの区切り文字として使用されます。メッセージ本文のいずれかのフィールドでこの文字を使用する必要がある場合は、バックスラッシュ(「\=」)でエスケープする必要があります。ヘッダー内の「=」文字はエスケープする必要がありません。
  • 複数行の値は、キー/値のペアの値でのみ許可されます。改行を示すには、「\n」または「\r」文字を使用します。

このセクションの内容:

設定グループのイベントのクラス

タスクグループのイベントのクラス

ライセンスグループのイベントのクラス

アップデートグループのイベントのクラス

ICAP グループのイベントのクラス

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