Kaspersky Security Center 14 Linux
- Kaspersky Security Center 14 Linux のヘルプ
- 新機能
- Kaspersky Security Center Linux について
- 基本概念
- ライセンス管理
- アーキテクチャ
- Kaspersky Security Center 管理サーバーと Kaspersky Security Center 14 Web コンソールの導入図
- Kaspersky Security Center Linux で使用するポート
- Kaspersky Security Center 14 Web コンソールで使用されるポート
- インストール
- 主要なインストールシナリオ
- Kaspersky Security Center Linux 14 と動作する MariaDB x64 サーバーの設定
- Kaspersky Security Center 14 Linux と動作する MySQL x64 サーバーの設定
- Kaspersky Security Center のインストール
- Kaspersky Security Center をサイレント モードでインストールする
- 閉鎖ソフトウェア環境モードでの Astra Linux への Kaspersky Security Center のインストール
- Kaspersky Security Center 14 Web コンソールのインストール
- Kaspersky Security Center 14 Web コンソールのインストールパラメータ
- Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターノードにインストールされた管理サーバーに接続された Kaspersky Security Center 14 Web コンソールのインストール
- Linux 用ネットワークエージェントのサイレントモードでのインストール(応答ファイルを使用)
- 閉鎖ソフトウェア環境モードでの Astra Linux へのネットワークエージェントのインストール
- DBMS に使用するアカウント
- Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターの導入
- シナリオ:Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターの導入
- Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターについて
- Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスター用のファイルサーバーの準備
- Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスター用のノードの準備
- Kaspersky Security Center のフェールオーバークラスターノードへの Kaspersky Security Center のインストール
- 手動でのクラスターノードの開始と終了
- Kaspersky Security Center を使用するための証明書
- 共有フォルダーの定義
- Kaspersky Security Center Linux のアップグレード
- Kaspersky Security Center 14 Web コンソールへのサインインとサインアウト
- クイックスタートウィザード
- 製品導入ウィザード
- 管理サーバーの設定
- Kaspersky Security Center 14 Web コンソールから管理サーバーへの接続の設定
- Kaspersky Security Center に接続するための IP アドレスの許可リストの設定
- 管理サーバーの接続イベントのログ記録の構成
- イベントのリポジトリに保管できるイベントの最大数の設定
- 管理サーバーデータのバックアップと復元
- 管理サーバーの別のデバイスへの移動
- 仮想管理サーバーの作成
- 管理サーバーの階層
- 管理サーバーの階層の作成:セカンダリ管理サーバーの追加
- セカンダリ管理サーバーのリストの表示
- 不正な変更からのユーザーアカウントの保護を有効にする
- 二段階認証
- 許可されるパスワード入力試行回数の変更
- DBMS 資格情報の変更
- 管理サーバーの階層の削除
- インターフェイスの設定
- ネットワーク接続されたデバイスの検出
- カスペルスキー製品の導入
- シナリオ:カスペルスキー製品の導入
- カスペルスキー製品向けの管理プラグインの追加
- ファイルからのインストールパッケージの作成
- スタンドアロンインストールパッケージの作成
- スタンドアロンインストールパッケージのリストの表示
- Linux デバイスの準備と Linux デバイスへのネットワークエージェントのリモートインストール
- リモートインストールタスクを使用したアプリケーションのインストール
- Unix デバイスのリモートインストールを設定する
- カスペルスキー製品の起動および停止
- サードパーティのセキュリティ製品からの移行とアンインストールの実施
- アプリケーションまたはソフトウェアのアップデートのリモートでの削除
- ネットワークエージェントをインストールする SUSE Linux Enterprise Server 15 デバイスの準備
- カスペルスキー製品:ライセンスとアクティベーション
- ネットワーク保護の設定
- シナリオ:ネットワーク保護の設定
- デバイスベースのセキュリティ管理とユーザーベースのセキュリティ管理の概要
- ポリシーの設定と継承先への反映:デバイスベースの管理
- ポリシーの設定と継承先への反映:ユーザーベースの管理
- Kaspersky Endpoint Security のグループアップデートタスクの手動セットアップ
- ネットワークエージェントのポリシー設定
- タスク
- クライアントデバイスの管理
- ポリシーとポリシーのプロファイル
- ユーザーとユーザーロール
- オブジェクトリビジョンの管理
- 以前のリビジョンへのオブジェクトのロールバック
- オブジェクトの削除
- klscflag を使用したポート 13291 の開放
- klscflag ユーティリティを使用した OpenAPI ポートの開放
- 定義データベースとカスペルスキー製品のアップデート
- シナリオ:定義データベースとカスペルスキー製品の定期的なアップデート
- 定義データベース、ソフトウェアモジュール、カスペルスキー製品のアップデートの概要
- [管理サーバーのリポジトリへのアップデートのダウンロード]タスクの作成
- ダウンロードされたアップデートの表示
- ダウンロードされたアップデートの検証
- ディストリビューションポイントと接続ゲートウェイの調整
- [ディストリビューションポイントのリポジトリにアップデートをダウンロード]タスクの作成
- ディストリビューションポイントによるアップデートのダウンロード
- [管理サーバーのリポジトリへのアップデートのダウンロード]タスクに対するアップデート元の追加
- カスペルスキー製品の定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデートでの差分ファイルの使用
- 差分ファイルのダウンロード機能の有効化
- オフラインデバイスの定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデート
- Web プラグインのバックアップと復元
- クライアントデバイス上のサードパーティ製品と実行ファイルの管理
- 監視とレポート
- シナリオ:監視とレポート
- 監視機能とレポート機能の種別の概要
- ダッシュボードとウィジェット
- レポート
- イベントとイベントの抽出
- 通知とデバイスのステータス
- カスペルスキーからの通知
- SIEM システムへのイベントのエクスポート
- デバイスの抽出
- Kaspersky Security Center 14 Web コンソールのインターフェイス言語の変更
- API リファレンスガイド
- 導入と設定に関する推奨事項
- Kaspersky Security Center Linux の導入を計画する
- 導入と初期セットアップ
- 管理サーバーのインストールに関する推奨事項
- ネットワークエージェントとセキュリティ製品の導入
- クライアント組織のネットワークでの保護の設定
- Kaspersky Endpoint Security ポリシーの手動セットアップ
- Kaspersky Endpoint Security のグループアップデートタスクの手動セットアップ
- Kaspersky Endpoint Security がインストールされたデバイスのスキャン用グループタスクの手動セットアップ
- [脆弱性とアプリケーションのアップデートの検索]タスクのスケジュール設定
- アップデートのインストールと脆弱性の修正用グループタスクの手動セットアップ
- 管理グループの構造の構築とディストリビューションポイントの割り当て
- ポリシーのプロファイルを使用した、ポリシーの階層
- タスク
- デバイス移動ルール
- ソフトウェアのカテゴリ分け
- 管理サーバーの設定のバックアップと復元
- モバイルユーザー用の接続プロファイルの概要
- 管理対象デバイスへのリモートアクセス
- Kaspersky Security Center 14 Web コンソールとその他のカスペルスキー製品の連携
- テクニカルサポートへの問い合わせ
- 製品の情報源
- 既知の問題
- 用語解説
- HTTPS
- JavaScript
- Kaspersky Private Security Network(KPSN)
- Kaspersky Security Center Web サーバー
- Kaspersky Security Center オペレーター
- Kaspersky Security Center 管理者
- Kaspersky Security Center システム正常性検証ツール(SHV)
- SSL
- アップデート
- アプリケーションの一元管理
- アプリケーションの直接管理
- アプリストア
- アンチウイルスサービスプロバイダー
- イベントの重要度
- イベントリポジトリ
- インストールパッケージ
- カスペルスキーのアップデートサーバー
- 仮想管理サーバー
- 管理グループ
- 管理コンソール
- 管理コンピューター
- 管理サーバー
- 管理サーバークライアント(クライアントデバイス)
- 管理サーバー証明書
- 管理サーバーデータのバックアップ
- 管理サーバーデータの復元
- 管理者権限
- 管理対象デバイス
- 共有証明書
- クライアント管理者
- グループタスク
- 現在のライセンス
- 互換性がないアプリケーション
- サービスプロバイダーの管理者
- 手動インストール
- 接続ゲートウェイ
- 設定プロファイル
- タスク
- タスク設定
- 追加(または予備)ライセンス
- 定義データベース
- ディストリビューションポイント
- 適用可能なアップデート
- デバイスの所有者
- 特定のデバイスに対するタスク
- 内部ユーザー
- 認証エージェント
- ネットワークエージェント
- ネットワークのアンチウイルスによる保護
- ネットワーク保護ステータス
- バックアップフォルダー
- 非武装地帯(DMZ)
- 復元
- ブロードキャストドメイン
- プログラム設定
- プロビジョニングプロファイル
- プロファイル
- ホーム管理サーバー
- 保護ステータス
- ポリシー
- ライセンス情報ファイル
- ライセンスの有効期間
- リモートインストール
- ローカルインストール
- ローカルタスク
- ロールグループ
- サードパーティ製のコードに関する情報
- 商標に関する通知
ポリシーの設定と継承先への反映:デバイスベースの管理
この手順を完了すると、すべての管理対象デバイスにインストールされている製品が、定義した製品ポリシーとポリシープロファイルに従って設定されます。
必須条件
手順を開始する前に、Kaspersky Security Center 管理サーバーと Kaspersky Security Center 14 Web コンソールのインストールが完了していることを確認してください。また、デバイスベースの管理方法の代替案もしくは追加で組み合わせて使用する管理方法としてユーザーベースのセキュリティ管理も検討すると有益な場合があります。2 種類の管理方法について詳しくは、こちらのページを参照してください。
実行するステップ
カスペルスキー製品のデバイスベースの管理シナリオは、次の 2 つの手順からなります。
- 製品ポリシーの設定
管理対象デバイスにインストールされているカスペルスキー製品ごとにポリシーを作成して、製品の設定を指定します。これらのポリシーはクライアントデバイスに反映されます。
クイックスタートウィザードを使用してネットワークの保護を設定する場合、Kaspersky Security Center は Kaspersky Endpoint Security for Linux の既定のポリシーを作成します。このウィザードを使用して設定プロセスを完了した場合、この製品の新しいポリシーを作成する必要はありません。
複数の管理サーバーと管理グループからなる階層構造が存在する場合、既定では、セカンダリ管理サーバーと子管理グループはプライマリ管理サーバーのポリシーを継承します。子グループとセカンダリ管理サーバーでの継承を強制的に適用して、上位のポリシーで指定された設定の変更を禁止することもできます。一部の設定のみを強制的に継承させたい場合は、上位のポリシーで該当する設定項目をロックできます。残りのロックされていない設定は下位のポリシーで変更できます。ポリシーの階層を作成することで、管理グループ内の管理対象デバイスを効果的に管理できます。
実行手順の説明:ポリシーの作成
- ポリシーのプロファイルの作成(任意)
同じ管理グループ内にあるデバイスを異なるポリシー設定に従って動作させる場合には、ポリシーのプロファイルを作成します。ポリシーのプロファイルには、ポリシー設定のサブセットが指定されています。このサブセットはポリシーとともに対象デバイスに配信され、プロファイルの有効化条件と呼ばれる特定の条件下でポリシーを補完する機能を果たします。プロファイルに含まれるのは、管理対象デバイスでアクティブな「基本」ポリシーとは異なる設定(差分)のみです。
プロファイルの有効化条件を使用することで、たとえば、特定のハードウェア設定のデバイス、特定のタグが付与されているデバイスなどの条件に応じて異なるポリシープロファイルを適用できます。タグを使用すると特定の基準を満たすデバイスをフィルタリングできます。たとえば、「CentOS」というタグを作成し、CentOS オペレーティングシステムを実行しているデバイスすべてにこのタグを付与し、ポリシープロファイルの有効化条件としてこのタグを指定します。これにより、CentOS を実行しているすべてのデバイスにインストールされているカスペルスキー製品は該当するポリシープロファイルで管理されます。
実行手順の説明:
- ポリシーとポリシープロファイルの管理対象デバイスへの反映
既定では、管理サーバーは 15 分ごとに管理対象デバイスと自動的に同期します。同期中に、新しいまたは変更されたポリシーとポリシープロファイルが管理対象デバイスに反映されます。自動同期を回避して、[強制同期]コマンドを使用して手動で同期を実行できます。同期が完了すると、ポリシーとポリシープロファイルが配信され、インストールされているカスペルスキー製品に適用されます。
ポリシーとポリシーのプロファイルがデバイスに配信されたかを確認できます。Kaspersky Security Center では、デバイスのプロパティで該当する配信日時が表示されます。
実行手順の説明:強制同期
結果
デバイスベースの管理の導入手順が完了すると、ポリシーの階層を通して指定または反映された設定がカスペルスキー製品に適用されます。
管理グループに新しく追加されたデバイスには、設定された製品ポリシーとポリシープロファイルが自動的に適用されます。
関連項目: |