Kaspersky Security Center 14 Linux

セカンダリ管理サーバーにユーザーロールを反映させるには

既定では、プライマリ管理サーバーとセカンダリ管理サーバーのユーザーロールのリストは互いに独立しています。プライマリ管理サーバーで作成したユーザーロールをすべてのセカンダリ管理サーバーに自動的に反映するように、本製品を設定できます。任意のセカンダリ管理サーバーからその下位にあるセカンダリ管理サーバーにユーザーロールを反映できます。

プライマリ管理サーバーからセカンダリ管理サーバーにユーザーロールを反映するには:

  1. メインメニューで、目的の管理サーバーの名前の横にある設定アイコン()をクリックします。

    管理サーバーのプロパティウィンドウの[全般]タブが表示されます。

  2. 管理サーバーの階層セクションに移動します。
  3. ロールのリストをセカンダリ管理サーバーに転送するオプションを有効にし、保存ボタンをクリックします。

プライマリ管理サーバーからセカンダリ管理サーバーにユーザーロールがコピーされます。

ロールのリストをセカンダリ管理サーバーに転送するがオンでユーザーロールが反映されている場合、セカンダリ管理サーバーの側でこれらのユーザーロールを編集したり削除したりすることはできません。プライマリ管理サーバーで新しいロールを作成したり既存のロールを編集すると、これらの変更を自動的にセカンダリ管理サーバーに反映します。プライマリ管理サーバーでユーザーロールを削除した場合、該当するロールはセカンダリ管理サーバーにそのまま残りますが、このロールの編集や削除が可能になります。

プライマリ管理サーバーからセカンダリ管理サーバーに反映されたロールには緑色のチェックマーク()が表示されます。これらのロールはセカンダリ管理サーバーでは編集できません。

プライマリ管理サーバーで作成したロールと同じ名前のロールがセカンダリ管理サーバーに存在した場合、新しいロールがセカンダリ管理サーバーにコピーされる時に「~~1」や「~~2」のような接尾辞が追加されます(接尾辞はランダムに生成されます)。

ロールのリストをセカンダリ管理サーバーに転送するを無効にすると、すべてのユーザーロールはセカンダリ管理サーバーにそのまま残りますが、プライマリ管理サーバーのユーザーロールとは互いに独立した状態になります。独立した状態になった後は、セカンダリ管理サーバーでユーザーロールを編集、削除できます。