ソリューションのインストールの準備

2024年1月25日

ID 255438

Kaspersky Security のインストール前に必要な準備は次の通りです。

全般的な準備

仮想マシンへの Light Agent のインストールの準備

Light Agent のインストール前に必要な準備は次の通りです。

Microsoft Hyper-V プラットフォームの追加の手順

Microsoft Hyper-V プラットフォーム上の仮想インフラストラクチャでは、Kaspersky Security ソリューションをインストールする前に次の手順を実行する必要もあります:

  • 保護対象仮想マシンに Integration Services パッケージがインストールされていることを確認します。
  • ハイパーバイザーで ADMIN$ 共有ネットワークリソースが有効になっていることを確認します。Microsoft Windows Server 2012 R2 Hyper-V ハイパーバイザーで ADMIN$ 共有ネットワークリソースを有効にするには、サーバー設定ウィザードを使用してファイルサーバーロールを割り当てる必要があります。
  • ADMIN$ 共有ネットワークリソースが置かれているドライブに SVM イメージ用の十分な領域があることを確認します。Protection Server のインストール中に、SVM イメージは ADMIN$ 共有ネットワークリソースにコピーされてから、SVM の導入で指定されたフォルダーに移動されます。
  • Active Directory ドメインに含まれないハイパーバイザーに、Windows Remote Management(WinRM)バージョン 3.0 がインストールされていることを確認します。Windows Remote Management(WinRM)3.0 は、Windows Management Framework 3.0 インストールパッケージに含まれます。これは、Microsoft の Web サイトからダウンロードできます。
  • Integration Server をハイパーバイザーに接続するためにドメインアカウントを使用する場合、次の条件を満たしていることを確認します:
    • SVM が導入されているハイパーバイザーのドメインのドメイン名サービス(DNS)を使用して、Integration Server がハイパーバイザーのアドレスを判別できること。
    • DNS サーバーが Integration Server に関する正引きレコードと逆引きレコードを持っていること。
    • Integration Server と SVM が導入されているハイパーバイザーに関するレコードが含まれたゾーンが Active Directory と統合されていること。
    • SVM の導入が実行されているデバイスが、SVM が導入されているハイパーバイザーの名前を解決できること。
  • SVM のインストール中に指定したハイパーバイザーのユーザー名とパスワードを送信時に暗号化する場合、SSL 証明書を使用して、SVM が導入されるハイパーバイザーと、Kaspersky Security Center 管理コンソールがインストールされているデバイスとの間のセキュアな接続を設定できます。

VMware vSphere プラットフォームの追加の手順

VMware vSphere プラットフォーム上の仮想インフラストラクチャでは、Kaspersky Security ソリューションをインストールする前に次の手順を実行する必要もあります:

  • 保護対象仮想マシンに VMware Tools がインストールされていることを確認します。
  • プロキシサーバーを使用して、Kaspersky Security Center の管理コンソールが動作しているデバイスを VMware vCenter Server に接続する場合、プロキシサーバー経由で仮想マシンを使用できることを確認します。

Citrix Hypervisor プラットフォームの追加の手順

Citrix Hypervisor プラットフォーム上の仮想インフラストラクチャでは、Kaspersky Security ソリューションをインストールする前に、保護する仮想マシンに XenTools がインストールされていることを確認してください。

Proxmox VE プラットフォームの追加の手順

Proxmox VE プラットフォームの仮想インフラストラクチャで、Kaspersky Security ソリューションをインストールする前に、/var/tmp ディレクトリに少なくとも 30 GB の空き容量があることを確認してください。

HUAWEI FusionSphere プラットフォームの追加の手順

HUAWEI FusionSphere プラットフォーム上の仮想インフラストラクチャでは、Kaspersky Security ソリューションをインストールする前に、保護する仮想マシンに HUAWEI Tools がインストールされていることを確認してください。

SVM を HUAWEI FusionSphere に基づく仮想インフラストラクチャに導入する際、SVM 管理ウィザードは HUAWEI Tools パッケージを SVM にインストールします。このパッケージを受け取るため、ウィザードは HUAWEI FusionSphere ハイパーバイザーを照会します。HUAWEI Tools パッケージは Kaspersky Security ソリューションの配布キットには含まれていません。HUAWEI Tools パッケージが HUAWEI FusionCompute ハイパーバイザーで使用可能かどうかを確認することを推奨します。

Astra Linux プラットフォームの追加アクション

仮想インフラストラクチャで Astra Linux プラットフォーム上で動作するソリューションのインストールを開始する前に、SVM の導入、削除、再設定に使用するアカウントを次のように設定する必要があります:

  1. 次のコマンドを実行します:

    $ sudo usermod -a -G kvm,libvirt,libvirt-qemu,libvirt-admin<user_name>

  2. 以下のコマンドを実行して、設定情報ファイル sudoers を開きます:

    sudo visudo

  3. ファイルには次の通り指定します:

    <ユーザー名> ALL = (ALL) NOPASSWD: ALL

    <ユーザー名> は、SVM の導入、削除、再設定時に仮想インフラストラクチャへの接続に使用するユーザーアカウント名を指します。

  4. sudoers ファイルを保存して閉じます。

このヘルプセクションの内容

ソリューションのインストールに必要なファイル

ウィザードを使用した SVM イメージのダウンロード

使用するポートの設定

ソリューションのインストールと使用のためのアカウント

セキュアな暗号化アルゴリズムとプロトコルの使用の設定

仮想マシンを管理グループに移動するルールの設定

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