Linux システム上でのインストールの管理
2024年4月11日
ID 171624
インストールスクリプトを使用して Kaspersky CyberTrace の RPM または DEB のインストールを管理することができます。
インストールスクリプトは、次の操作を実行できます:
- Kaspersky CyberTrace のインストール
- Kaspersky CyberTrace のアップグレード
- Kaspersky CyberTrace のアンインストール
- Kaspersky CyberTrace 構成の変更
インストールスクリプトのコマンドラインパラメータ
インストールスクリプトには、以下のコマンドライン構文があります:
run.sh [command]
次のコマンドを使用できます:
help
ヘルプメッセージを表示して終了します。
install
Kaspersky CyberTrace をインストールします。
インストールスクリプトがソフトウェアパッケージをインストールし、コンフィギュレーターのバイナリファイルを実行します。コンフィギュレーターのバイナリファイルは、Kaspersky CyberTrace サービス、フィードユーティリティ、ログスキャナーの対話式のセットアップを実行します。
upgrade
Kaspersky CyberTrace を前のバージョンからアップグレードします。
インストールスクリプトはソフトウェアパッケージをアップグレードし、前のバージョンの Kaspersky CyberTrace サービス、フィードユーティリティ、ログスキャナーから設定をコピーし、コンフィギュレーターのバイナリファイルを実行します。
remove
Kaspersky CyberTrace を削除(アンインストール)します。
インストールスクリプトはソフトウェアパッケージをアンインストールし、ディレクトリ
/opt/kaspersky/ktfs
を削除し、Kaspersky CyberTrace サービスをシステムサービスのリストから削除し、Kaspersky CyberTrace サービスの crontab エントリを削除します。change
Kaspersky CyberTrace 構成を変更します。
インストールスクリプトはコンフィギュレーターのバイナリを実行します。
このコマンドを使用して Kaspersky CyberTrace Web の SSL 証明書を生成できます。
例
次のコマンドによって Kaspersky CyberTrace がインストールされます。
./run.sh install |
次のコマンドによって Kaspersky CyberTrace がアップグレードされます。
./run.sh upgrade |
次のコマンドによって Kaspersky CyberTrace がアンインストールされます。
./run.sh remove |
次のコマンドによって Kaspersky CyberTrace の構成が変更されます。
./run.sh change |
インストール時にエラーが発生した場合の処置
Kaspersky CyberTrace サービスの停止後、設定情報ファイルと他の一部のファイルはインストール中、一時ディレクトリ /opt/kaspersky_cybertrace_tmp に移動されます。インストール時にエラーが発生した場合、移動されたファイルは一時ディレクトリに残ります。
アップグレードログファイルは、ディレクトリ /temp
、または $TEMP
環境変数で指定されているディレクトリにあります($TEMP
が定義されている場合)。
自動インストール時にエラーが発生した場合は、問題の解決策の詳細についてテクニカルアカウントマネージャー(TAM)にお問い合わせください。