ステップ 8:検証テストの実行

2024年4月11日

ID 210292

このセクションでは、検証テストの実行により、Kaspersky CyberTrace と LogRhythm との正しい連携を検証する方法について説明します。

検証テストを実行するための条件を作成するには:

  1. セクション「ステップ 1:カスタムログソースタイプの追加」の説明に従って、次のパラメータを使用してカスタムログソースタイプを作成します:

    Field

    データ

    Name

    Kaspersky LogScanner

    Full Name

    Kaspersky LogScanner

    Abbreviation

    LogScanner

    Log Format

    Syslog

    Brief Description

    Kaspersky LogScanner はコマンドラインアプリケーションの一種です。これを使用してデータを Kaspersky CyberTrace サービスに送信し、データをフィードに対してチェックします。

  2. セクション「ステップ 3(オプション):Kaspersky CyberTrace イベントの追加」の説明に従って、次のパラメータを使用して新しい共通イベントを追加します:

    Field

    データ

    Name

    LogScanner_event

    Classification

    Audit : Other Audit

    Brief Description

    検証の目的のための LogScanner イベント

    Risk Rating

    Low-Low

    LogRhythm の[Common Event Properties]ウィンドウ。

    Common Event Properties]ウィンドウ

  3. セクション「ステップ 4(オプション):Kaspersky CyberTrace ルールの追加」の説明に従って、次のパラメータを使用してログスキャナーに MPE ルールを追加します:
    • Log Message Source Type Associations]ツリーペインで、[Kaspersky LogScanner]を選択します。
    • Rule Name]として LogScanner_event を指定します。
    • Common Event]ドロップダウンリストで、[LogScanner_event]を選択します。
    • Rule Status]で、[Production]を選択します。
    • Base-Rule Regular Expression]で、「.*」を入力します。

    LogRhythm の[Rule Builder]ウィンドウ。

    [rule builder]フォーム

  4. ステップ 5:Adding Kaspersky CyberTrace ポリシー」の説明に従って、Kaspersky ログスキャナーの新しいポリシーを作成します。

    Log Source Type]リストで、[Kaspersky LogScanner]を選択します。「ステップ 5:Adding Kaspersky CyberTrace ポリシー」の説明に従って、その他すべてのパラメータを指定します。

  5. System Monitor Agent にログソースを追加します:
    1. ログスキャナー設定情報ファイルで、LogRhythm が実行されるコンピューターの IP アドレスとポート 514 を指定します。
    2. ファイル %service_dir%/verification/kl_verification_test_cef.txt を LogRhythm に送信します。
      • Linux では、この場合、次のコマンドを実行します:

        ./log_scanner -p ../verification/kl_verification_test_cef.txt

      • Windows では、この場合、次のコマンドを実行します:

        log_scanner.exe -p ..\verification\kl_verification_test_cef.txt

Kaspersky ログスキャナーがイベントを送信した後、[Log Sources]タブに新しい項目が表示されます。

新しいログソースを受け入れるには:

  1. 新しい項目を右クリックして、[Actions]→[Resolve Log Source Hosts]の順に選択します。
  2. 新しい項目をダブルクリックします。

    Log Source Acceptance Properties]ウィンドウが表示されます。

    LogRhythm の[Log Source Acceptance Properties]ウィンドウ。

    Log Source Acceptance Properties]ウィンドウ

  3. プロパティを編集します:
    • ログソースホストを指定します。
    • ログソースタイプとして[Kaspersky LogScanner]を指定します。
    • Kaspersky ログスキャナーに対して以前に作成した MPE ポリシーを選択します。
  4. OK]をクリックします。
  5. 不明なログソースホストは使用できないことを示すエラーメッセージが表示された場合、次のようにして新しいエンティティを追加します:
    1. LogRhythm Console で、[Entities]タブを選択します。
    2. New Child Entity]ツールバーボタンをクリックします。

      LogRhythm の[New Child Entity](プラス)。

    3. 表示される[Entity Properties]ウィンドウで、エンティティのプロパティを指定します。

      LogRhythm の[Entity Properties]ウィンドウ。

      エンティティ名は一意かつ空でないようにする必要があります。その他のエンティティのプロパティは任意にできます。

    4. OK]をクリックします。
    5. 作成したエンティティをログソースホストとして使用して、ステップ 3 の操作を繰り返します。
  6. Action]をオンにします。
  7. ログソースを右クリックして、[Actions]→[Accept]→[Defaults]の順に選択します。

    LogRhythm の[Actions]→[Accept]→[Defaults]ショートカットメニュー項目。

    ログソースのコンテキストメニュー

    LogRhythm Console の下の表に、新しいログソースが表示されます。

    [LogRhythm Console]ウィンドウ。

    新しいログソース

  8. LogRhythm を再読み込みします。

セクション「ステップ 7:Kaspersky CyberTrace へのログ転送の構成」の説明に従ってログ転送を以前に構成した場合、[Log source]として[Kaspersky LogScanner]が選択されていることを確認します(「ログ配布ポリシーの追加」サブセクションを参照)。

検証テストを実行するには:

ファイル %service_dir%/verification/kl_verification_test_cef.txt を LogRhythm に再送します。

  • Linux では、この場合、次のコマンドを実行します:

    ./log_scanner -p ../verification/kl_verification_test_cef.txt

  • Windows では、この場合、次のコマンドを実行します:

    log_scanner.exe -p ..\verification\kl_verification_test_cef.txt

Kaspersky CyberTrace と LogRhythm との連携が正しく構成されている場合、ログスキャナーからのテストイベントが Kaspersky CyberTrace に自動的に転送されます。次に、Kaspersky CyberTrace からのアラートイベントが LogRhythm に送信されます。検知の件数は、有効な Kaspersky Threat Data Feeds に応じて異なる場合があります。セクション「ステップ 10(オプション):LogRhythm でのアラートイベントの表示」に説明されているように、LogRhythm Web コンソールに表示されます。また、LogRhythm Console の[Tail]タブで、ソースイベントをリアルタイムに表示するためのテールを作成することで、LogRhythm との連携を検証できます。

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