Android デバイスでの VPN の設定(Samsung のみ)

2024年3月21日

ID 90755

Android デバイスを Wi-Fi ネットワークに安全に接続し、データ転送を保護するには、VPN(仮想プライベートネットワーク)を設定する必要があります。

VPN の設定は、Samsung デバイスでのみ編集可能です。

仮想プライベートネットワークを使用する時に考慮すべき要件は次の通りです:

  • VPN 接続を使用するアプリは、ファイアウォール設定で許可しておく必要があります。
  • ポリシーで指定された仮想プライベートネットワークの設定は、システムアプリケーションに適用することはできません。システムアプリケーションの VPN 接続は手動で設定する必要があります。
  • VPN 接続を使用する一部のアプリケーションは、初回起動時に詳細設定を行う必要があります。設定を行うには、アプリケーション設定で VPN 接続を許可する必要があります。

ユーザーのモバイルデバイスで VPN を設定するには:

  1. コンソールツリーの[管理対象デバイス]フォルダーで、デバイスが属する管理グループを選択します。
  2. 選択したグループの作業領域で、[ポリシー]タブを選択します。
  3. 任意の列をダブルクリックして、ポリシーのプロパティウィンドウを開きます。
  4. ポリシーのプロパティウィンドウで、[Samsung KNOX の管理]→[Samsung デバイスの管理]セクションを順に選択します。
  5. VPN]セクションで、[設定]をクリックします。

    VPN ネットワーク]ウィンドウが開きます。

  6. 接続種別]ドロップダウンリストで、VPN 接続の種別を選択します。
  7. ネットワーク名]に、VPN トンネルの名前を入力します。
  8. サーバーのアドレス]に、VPN サーバーのネットワーク名または IP アドレスを入力します。
  9. DNS 検索ドメイン]に、DNS サーバー名に自動的に追加する DNS 検索ドメインを入力します。

    DNS 検索ドメインは、空白で区切って複数指定できます。

  10. DNS サーバー]に、VPN サーバーの完全ドメイン名または IP アドレスを入力します。

    複数の DNS サーバーを空白で区切って指定できます。

  11. ルーティング]に、VPN 接続を介してデータ交換を行うネットワークの IP アドレスの範囲を入力します。

    IP アドレスの範囲を[ルーティング]に指定しない場合は、すべてのインターネットトラフィックが VPN 接続を通過することになります。

  12. さらに、IPSec Xauth PSKL2TP IPSec PSK のネットワークタイプに対して次の設定を行います:
    1. IPSec 共有鍵]に、プリセットされた IPSec 暗号鍵を入力します。
    2. IPSec ID]に、モバイルデバイスのユーザーの名前を入力します。
  13. L2TP IPSec PSK ネットワークについては、[L2TP 暗号鍵]に L2TP 暗号鍵のパスワードを指定することもできます。
  14. PPTP ネットワークの場合は、[SSL 接続を使用する]を選択すると、アプリはモバイルデバイスが VPN サーバーに接続する時に、データ暗号化として MPPE(Microsoft Point-to-Point 暗号化)方式を使用してデータ転送を保護します。
  15. 適用]をクリックして、変更を保存します。

モバイルデバイスと Kaspersky Security Center との次回の同期時に、デバイスに設定が適用されます。

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