異なるバージョンの管理プラグインを使用する場合の留意点

2024年2月14日

ID 134238

Kaspersky Endpoint Security の管理プラグインとの互換性に関する情報で、指定されたバージョン以上のバージョンの管理プラグインがある場合にのみ、Kaspersky Security Center 経由で Kaspersky Endpoint Security を管理できます。配信キットに含まれている installer.ini ファイルで、管理プラグインの最低限必要なバージョンを表示できます。

(ポリシーやタスクなどの)項目が開かれると、管理プラグインが互換性情報を確認します。管理プラグインのバージョンが、互換性情報で示されているバージョン以上である場合、その項目の設定を変更できます。そうでない場合、管理プラグインを使用して項目の設定を変更することはできません。管理プラグインをアップデートしてください。

Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows の管理プラグインのアップデート

管理コンソールに Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows の管理プラグインがインストールされている場合、Kaspersky Endpoint Security 11 for Windows の管理プラグインのインストール時には次の事項に留意してください:

  • Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows の管理プラグインはアンインストールされず、利用可能な状態で管理コンソールに残ります。そのため、バージョン 10 と 11 の製品で作業する場合は 2 つの管理プラグインにアクセスすることになります。
  • Kaspersky Endpoint Security 11 for Windows の管理プラグインでは、ユーザーのコンピューターにインストールされている Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows の管理はサポートされません。
  • また、Kaspersky Endpoint Security 11 for Windows の管理プラグインでは、Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows の管理プラグインを使用して作成された項目(例:ポリシー、タスク)はサポートされません。

    ポリシーとタスクのバージョン 10 からバージョン 11 への変換には、ポリシーとタスクのバッチ変換ウィザードを使用できます。ポリシーとタスクの変換について詳しくは、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。

Kaspersky Endpoint Security 11 for Windows の管理プラグインのアップデート

管理コンソールに Kaspersky Endpoint Security 11 for Windows の管理プラグインがインストールされている場合、より新しいバージョンの Kaspersky Endpoint Security 11 for Windows の管理プラグインのインストール時には次の事項に留意してください:

  • 古いバージョンの Kaspersky Endpoint Security 11 for Windows の管理プラグインはアンインストールされます。
  • より新しいバージョンの Kaspersky Endpoint Security 11 for Windows の管理プラグインで、ユーザーのコンピューターにインストールされている古いバージョンの Kaspersky Endpoint Security 11 for Windows の管理がサポートされます。
  • 古いバージョンの管理プラグインで作成されたポリシーやタスクなどの項目の設定を、新しいバージョンの管理プラグインを使用して変更できます。
  • アップデートが完了してからポリシー、ポリシーのプロファイル、タスクが最初に保存されるときに、新しいバージョンの管理プラグインは、アップデートで新たに追加された設定項目に対しては既定値を割り当てます。

    そのため、管理プラグインのアップデートが完了したら、アップデートで新たに追加された設定項目について、ポリシーとポリシープロファイルを確認し、必要に応じて適切な値を保存しなおすことを推奨します。この操作を実行しなかった場合、ユーザーのコンピューターにインストールされている Kaspersky Endpoint Security では、アップデートで新たに追加された設定項目について既定値が適用されるとともにこれらの設定がローカルで編集可能な状態になります(設定のロック状態が「」になります)。設定の確認は、階層の最上位のポリシーとポリシープロファイルから開始することを推奨します。また、使用するユーザーアカウントとしては、Kaspersky Security Center のすべての機能領域へのアクセス権が付与されているユーザーアカウントの使用を推奨します。

    本製品の新機能について詳しくは、リリースノートまたはヘルプ内のページを参照してください。

  • 新しいバージョンの管理プラグインで既存の設定項目に新しく設定できるパラメータが追加された場合は、この設定項目でこれまでに指定されていた設定のロックの状態( / )は変更されません。
  • 管理プラグインをバージョン 11.2.0 にアップグレードする場合は、自動的に変換するためポリシーを開く必要があります。その際、Kaspersky Endpoint Security は KSN への参加について確認するよう要求します。組織内のコンピューター上ですでにバージョン 11.20 にアップグレードしている場合は、KSN への参加に関する声明に同意するまで、KSN への参加は無効になります。

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