データベースと製品モジュールのアップデートシナリオ

2024年2月14日

ID 176379

Kaspersky Endpoint Security の定義データベースとソフトウェアモジュールをアップデートすることにより、コンピューターを最新の方法で保護することができます。世界では、毎日、新しいウイルスと他の種類のマルウェアが出現しています。Kaspersky Endpoint Security データベースには、脅威に関する情報と脅威を無効化する方法が格納されています。脅威をすばやく検知するため、定義データベースとソフトウェアモジュールを定期的にアップデートしてください。

ユーザーのコンピューター上で次のオブジェクトがアップデートされます。

  • 定義データベース:定義データベースには、マルウェアを識別するシグネチャのデータベース、ネットワーク攻撃の説明、悪意のある Web サイトおよびフィッシングサイトの URL のデータベースと、バナーのデータベース、スパムのデータベースなどのデータが含まれています。
  • ソフトウェアモジュール:ソフトウェアモジュールのアップデートは、製品に含まれる脆弱性の解決とコンピューターの保護技術の強化のために実施されます。モジュールのアップデートにより、製品機能の動作が変更されたり、新機能が追加される場合があります。

Kaspersky Endpoint Security では、定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデート方法として、次の方法をサポートしています:

  • カスペルスキーのサーバーからアップデートを実行

    カスペルスキーのアップデートサーバーは世界中のさまざまな国に設置されています。これにより、アップデート処理を高い信頼度で実行できます。あるサーバーからアップデートを実行できない場合、Kaspersky Endpoint Security はアップデート元を次のサーバーに切り替えます。

    カスペルスキーのサーバーからアップデートを実行

  • 一元的なアップデート

    一元的なアップデートを使用すると、ネットワーク外部とのインターネットトラフィック量を減らすことができ、なおかつアップデートの監視が容易になります。

    一元的なアップデートでは次の手順を実行します。

    1. 組織ネットワーク内のリポジトリにアップデートパッケージをダウンロードします。

      アップデートパッケージは、管理サーバーの「管理サーバーのリポジトリへのアップデートのダウンロード」タスクを使用してリポジトリにダウンロードされます。

    2. アップデートパッケージを共有フォルダーにダウンロードします(必要ない場合は省略可能な手順)。

      次の方法を使用して共有フォルダーにアップデートパッケージをダウンロードできます。

      • Kaspersky Endpoint Security の[アップデート]タスクを使用する。このタスクは、企業のローカルネットワーク内のコンピューター 1 台を対象とします。
      • Kaspersky Update Utility を使用する。Kaspersky Update Utility の使用について詳しくは、カスペルスキーのナレッジベースを参照してください。
    3. クライアントコンピューターにアップデートパッケージを配布します。

      アップデートパッケージは、Kaspersky Endpoint Security の[アップデート]タスクを使用して配布されます。管理グループごとに、個数の制限なくアップデートタスクを作成できます。

    サーバーリポジトリからアップデート

    共有フォルダーからアップデート

    Kaspersky Update Utility を使用してのアップデート

Web コンソールの場合、アップデート元の既定のリストには Kaspersky Security Center 管理サーバーとカスペルスキーのアップデートサーバーが含まれています。Kaspersky Security Center Cloud コンソールの場合、アップデート元の既定のリストにはディストリビューションポイントとカスペルスキーのアップデートサーバーが含まれています。ディストリビューションポイントについて詳しくは、Kaspersky Security Center Cloud コンソールのヘルプを参照してください。リストに他のアップデート元を追加できます。アップデート元には、HTTP/FTP サーバーと共有フォルダーを指定できます。あるアップデート元からアップデートを実行できない場合、Kaspersky Endpoint Security はアップデート元を次のアップデート元に切り替えます。

アップデートは通常のネットワークプロトコルを使用してカスペルスキーのアップデートサーバーまたはその他の FTP サーバーか HTTP サーバーからダウンロードされます。アップデート元へのアクセスにプロキシサーバーへの接続が必要になった場合、Kaspersky Endpoint Security のポリシー設定でプロキシサーバー設定を指定します

このセクションの内容

サーバーリポジトリからアップデート

共有フォルダーからアップデート

Kaspersky Update Utility を使用してのアップデート

モバイルモードでのアップデート

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