KSWS 上への KES のインストール
Kaspersky Endpoint Security for Windows のサーバーへのインストール手順は、ワークステーションのインストール手順と同じです。サーバーがコアモードの場合は、コマンドラインを使用して本製品をインストールすることができます。
インストール前に、Kaspersky Endpoint Security(KES)はコンピューターにカスペルスキー製品が存在するかどうかを確認します。コンピューター上に Kaspersky Security for Windows Server がインストールされている場合、KES はインストール済みの KSWS コンポーネント一式を検知し、同じコンポーネントをインストールするよう選択します。KSWS の設定およびタスクは Kaspersky Endpoint Security for Windows のインストール時には移行されません。
KES のインストール前に、KSWS のパスワードによる保護をオフにしておくことを推奨します。KSWS から KES への移行後、製品設定でパスワードによる保護を有効にしてください。
KSWS コンポーネントを移行するための最小ソフトウェア要件:
- Kaspersky Endpoint Security 11.8.0 for Windows
- Kaspersky Security 11.0.1 for Windows Server
Kaspersky Security for Windows Server のこれ以前のバージョンから移行することも可能です。個の場合、Kaspersky Endpoint Security はコンポーネント一式を移行することなく製品を削除します。
- Kaspersky Security Center 13.2。
KSWS と KES コンポーネントの対応は下記にあります。KSWS にない KES コンポーネントは次のようにインストールされます:
- AMSI 保護、ホスト侵入防止、修復エンジンは既定の設定でインストールされます。
- 有害 USB 攻撃ブロック、アダプティブアノマリーコントロール、データ暗号化、Detection and Response コンポーネントは無視されます。
インストールされたコンポーネントの一覧は、status
コマンドを使用して製品インターフェイスの[セキュリティ]セクションで確認するか、Kaspersky Security Center コンソールのコンピューターのプロパティで確認できます。[コンポーネントの変更]タスクを使用して、インストールされた製品コンポーネントのセットを変更できます。
Kaspersky Security for Windows Server と Kaspersky Endpoint Security for Windows コンポーネントの対応
Kaspersky Security for Windows Server コンポーネント | Kaspersky Endpoint Security for Windows コンポーネント |
---|---|
基本機能 | スキャンタスクを含むアプリケーションカーネル |
Windows イベントログ監視 | Windows イベントログ監視 |
デバイスコントロール | デバイスコントロール |
ファイアウォール管理 | (サポートされていません) KSWS のファイアウォール機能はシステムレベルのファイアウォールで実行されます。 |
ファイル変更監視 | ファイル変更監視 |
脆弱性攻撃ブロック | 脆弱性攻撃ブロック |
システムトレイアイコン | (サポートされていません) 製品インターフェイスの設定でユーザーの操作を設定できます。 |
Kaspersky Security Center との連携 | ネットワークエージェントコネクター |
Endpoint Agent | Endpoint Agent |
ネットワーク脅威対策 | ネットワーク脅威対策 |
アンチクリプター | ふるまい検知 |
NetApp のアンチクリプター | (サポートされていません) |
トラフィックセキュリティ | ウェブ脅威対策 メール脅威対策 ウェブコントロール |
オンデマンドスキャン | スキャンタスクを含むアプリケーションカーネル |
ICAP ネットワークストレージの保護 | (サポートされていません) ネットワークストレージの保護は、ネットワーク脅威対策など別の製品コンポーネントにより提供されます。 |
RPC ネットワークストレージの保護 | (サポートされていません) ネットワークストレージの保護は、ネットワーク脅威対策など別の製品コンポーネントにより提供されます。 |
ファイルのリアルタイム保護 | ファイル脅威対策 |
スクリプト監視 | (サポートされていません) スクリプト監視は AMSI 保護など、別のコンポーネントにより扱われます。 |
KSN の使用 | Kaspersky Security Network |
アプリケーション起動コントロール | アプリケーションコントロール |
パフォーマンスカウンター | (サポートされていません) |