Kaspersky Endpoint Security 11 for Linux

アップデートタスク(Update、ID:6)

2022年5月16日

ID 197976

Kaspersky Endpoint Security の定義データベースとソフトウェアモジュールをアップデートすることで、コンピューターの最新の保護状態が保たれます。世界中で日々新たなウイルスやマルウェアが出現しています。定義データベースには、脅威に関する情報とその脅威を無害化する方法が記録されています。迅速に脅威を検知するには、定期的に定義データベースとソフトウェアモジュールをアップデートしてください。

定義データベースの定期的なアップデートには、製品の有効なライセンスが必要です。有効なライセンスがない場合は、1 回のみアップデートを実行できます。

主なアップデート元は、カスペルスキーのアップデートサーバーです。

カスペルスキーのアップデートサーバーからアップデートパッケージを正常にダウンロードするには、コンピューターのインターネット接続が必要です。既定では、インターネット接続設定が自動的に決定されます。プロキシサーバーを使用する場合、接続設定の調整が必要です。アップデートパッケージは、アップデートタスクを使用してダウンロードされます。

アップデート中に、以下のオブジェクトがダウンロードされ、コンピューターにインストールされます:

  • 定義データベース。インストール中に、カスペルスキーの HTTP アップデートサーバーの 1 つから最新の定義データベースがダウンロードされます。既定の設定を使用して事前に定義されたタスク(ID=6)がアップデートに使用されます。60 分ごとに定義データベースがアップデートされます。定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデートのために事前に定義されたタスクの設定を編集して、ユーザーのアップデートタスクを作成することができます。

    定義データベースのアップデートのダウンロードが中断されたり、エラーになったりした場合は、以前にインストールされた定義データベースが引き続き使用されます。以前に定義データベースがインストールされていなかった場合、製品は「定義データベースなし」モードでの動作を継続します。定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデートは引き続き使用できます。

    既定では、前回インストールされた定義データベースのアップデートが、カスペルスキーのサーバーで公開されてから 3 日~ 6 日経過している場合、[定義データベースが未アップデート]イベント(BasesAreOutOfDate)がログに記録されます。また、定義データベースをアップデートせずに 7 日間が過ぎると、[定義データベースが長期間アップデートされていません](BasesAreTotallyOutOfDate)というイベントがログに記録されます。定義データベースが 3 日以内にダウンロードされたものであれば最新です。

  • ソフトウェアアップデート:定義データベースに加え、製品自体をアップデートすることもできます。ソフトウェアアップデートを行うと、製品の脆弱性が修正され、既存の機能が強化されます。

    ソフトウェアアップデートは製品の状態(起動、停止、Kaspersky Security Center のポリシーによる管理)やアップデートのスケジュールに関係なくインストールできます。

    ソフトウェアアップデートの処理中でも、Kaspersky Endpoint Security によりコンピューターの保護が継続されます。

    本製品の設定とイベントログが自動的に送信されます。旧バージョンの設定は、アップデートされたバージョンの起動時にエクスポートされます。

    アップデート後に本製品が正しく機能しない場合、本製品は自動的に旧バージョンにロールバックされます。ロールバックに関するメッセージが表示されます。カスペルスキーのテクニカルサポートにお問い合わせください。

アップデートの際、コンピューター上の製品と定義データベースが、アップデート元の最新バージョンと比較されます。現在の定義データベースやソフトウェアモジュールが最新バージョンと異なる場合は、アップデートの不足している部分がコンピューターにインストールされます。

定義データベースが長期間アップデートされていない場合、アップデートパッケージのサイズが大きくなり、インターネットのトラフィック量が増えることがあります(最大数十 MB)。ディスク容量は最大 3 GB です。

このヘルプセクションの内容

アップデート元の概要

アップデートタスクの設定

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