ウェブ脅威対策タスク(Web_Threat_Protection、ID:14)
2022年5月16日
ID 198014
ウェブ脅威対策タスクの実行中は、受信トラフィックをスキャンし、インターネットからの悪意のあるファイルのダウンロードを防ぎ、フィッシングサイトやアドウェアを含むサイト、その他の危険な Web サイトへのアクセスをブロックします。HTTP、HTTPS、FTP プロトコルを使用して送信されたトラフィックをスキャンします。また、Web サイトと IP アドレスもスキャンします。監視するネットワークポートまたはネットワークポートの範囲を指定できます。
HTTPS トラフィックを監視するには、セキュアな接続のスキャンを有効にします。
FTP トラフィックを監視するには、設定値を MonitorNetworkPorts=All
に指定します。
Web サイトが開かれた場合、ウェブ脅威対策タスクは次を実行します:
- Web サイトのセキュリティを、ダウンロード済みの定義データベースを使用してチェックします。
- Web サイトのセキュリティを、ヒューリスティック分析(有効に設定されている場合)を使用してチェックします。
- Web サイトのセキュリティを、Kaspersky Security Network(有効に設定されている場合)を使用してチェックします。
ウェブ脅威対策の効果を高めるために、Kaspersky Security Network への参加を推奨します。
- Web サイトをブロックするか、開くことを許可します。
危険な Web サイトを開こうとした時は、次の処理が実行されます:
- HTTP または FTP トラフィックの場合、アクセスをブロックして警告メッセージを表示します。
- HTTPS トラフィックの場合、ブラウザーにエラーページが表示されます。
この表では、ウェブ脅威対策タスクで指定できるすべての設定と、その設定で使用可能なすべての値と既定値を説明します。
ウェブ脅威対策タスクの設定
設定 | 説明 | 値 |
---|---|---|
| Web トラフィック中の感染したオブジェクトの検知時に実行する処理を指定します。 |
|
| 悪意のある URL のデータベースにリンクが登録されているかをチェックするかどうかを指定します。 |
|
| フィッシング URL のデータベースにリンクが登録されているかをチェックするかどうかを指定します。 |
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| Web ページにフィッシングリンクがあるかどうかスキャンする時にヒューリスティック分析を使用する必要があるかどうかを指定します。 |
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| アドウェア URL のデータベースにリンクが登録されているかをチェックするかどうかを指定します。 |
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| ユーザーに損害を与える目的で悪用される可能性がある正規のソフトウェアを含む URL のデータベースにリンクが登録されているかをチェックするかどうかを指定します。 |
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| 信頼する URL のリストの使用を有効または無効にします。信頼する URL からの情報は分析されず、ウイルスやその他の危険なオブジェクトの有無もチェックされません。 |
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| 信頼する URL を指定します。URL の指定にマスクを使用できます。 IP アドレスの指定は、マスクをサポートしていません。 | 既定値は定義されていません。 |