Kaspersky Endpoint Security 11 for Linux

Kaspersky Security Network への参加

2022年5月16日

ID 198409

Kaspersky Security Network(KSN)は、カスペルスキーのオンラインナレッジベースへのアクセスを提供するクラウドサービス基盤であり、ファイル、Web リソース、ソフトウェアの評価に関する情報が含まれます。Kaspersky Security Network のデータを使用すると、Kaspersky Endpoint Security による様々な脅威への対応が早くなり、一部の保護コンポーネントのパフォーマンスが改善され、誤検知の可能性が低減されます。

インフラストラクチャの場所に応じて、グローバル KSN サービス(インフラストラクチャがカスペルスキーのサーバーにホストされている)とプライベート KSN サービス(インフラストラクチャがインターネットサービスプロバイダーのネットワークなど、サードパーティのサーバーにホストされている)があります。

ライセンスの変更後、プライベート KSN を使用できるようにするために、新しいライセンスの詳細をサービスプロバイダーに送信します。そうしないと認証エラーが発生し、プライベート KSN とのデータ交換ができなくなります。

Kaspersky Security Network に参加するユーザーのおかげで、カスペルスキーは脅威を無害化するための解決策を開発して、製品コンポーネントに表示される誤検知の数を最小限に抑えることができます。Kaspersky Security Network への参加は任意です。本製品のインストール中に、ユーザーの KSN への参加が促されます。KSN の使用はいつでも開始または停止ができます。

Kaspersky Security Network に参加するには、2 つの方法があります:

  • Kaspersky Security Network(統計情報の送信あり) - ナレッジベースから情報を取得できます。本製品の実行中に作成された統計は、本製品によって自動的に KSN に送信されます。また、本製品は、侵入者がコンピューターやデータに損害を与えるために使用する可能性がある特定のファイル(またはファイルの一部)を詳細にスキャンするためにカスペルスキーへ送信することもできます。
  • Kaspersky Security Network(統計情報の送信なし) - ナレッジベースから情報を取得できます。ただし、匿名の統計情報、および脅威の種別と発生源に関する情報を送信しません。

個人情報の収集、処理、保存は行われません。KSN への参加中に生成された統計情報の保存や破棄、さらにカスペルスキーへの送信に関する詳細情報は、Kaspersky Security Network に関する声明およびカスペルスキーの Web サイトで確認できます。Kaspersky Security Network に関する声明が記載されているファイルは、製品の配布キットに含まれています。

Kaspersky Security Center 管理サーバーによって管理されるユーザーのコンピューターは、KSN プロキシサービスを使用して KSN と対話します。

KSN プロキシサービスは、次の機能を提供します:

  • ユーザーのコンピューターがインターネットに直接アクセスしていない場合でも、KSN に照会したり情報を KSN に送信したりできます。
  • KSN プロキシは処理されたデータをキャッシュするため、外部ネットワークへの接続の負荷を軽減し、ユーザーのコンピューターから要求される情報の取得を高速化します。

KSN プロキシサービスの詳細は、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。KSN プロキシ設定は、Kaspersky Security Center 管理サーバーのプロパティで設定できます。

このヘルプセクションの内容

コマンドラインを使用した Kaspersky Security Network の有効化および無効化

コマンドラインを使用した Kaspersky Security Network への接続のチェック

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