製品のアーキテクチャ

2022年3月25日

ID 56684

Kaspersky Security は、VMware ESXi ハイパーバイザー上の仮想マシンを保護する統合ソリューションです。

Kaspersky Security は、次の 2 つの SVM(セキュア仮想マシン)イメージで提供されます:

  • ファイルアンチウイルスがインストールされた SVM イメージ
  • ネットワーク脅威の検知がインストールされた SVM イメージ

SVM(セキュア仮想マシン)とは、Kaspersky Security のコンポーネントがインストールされた仮想マシンです。SVM は、VMware ESXi ハイパーバイザーに導入されています。保護とスキャンのために製品を各仮想マシンにインストールする必要はありません。

Kaspersky Security のコンポーネントは、VMware NSX Manager にサービスとして登録されます:

  • ファイルアンチウイルスは、ファイルシステム保護サービス(Kaspersky File Antimalware Protection)として登録されます。
  • ネットワーク脅威の検知は、ネットワーク保護サービス(Kaspersky Network Protection)として登録されます。

Kaspersky Security サービスが VMware クラスターに導入されると、Kaspersky Security のコンポーネントがインストールされた SVM が、そのクラスター内の各ハイパーバイザーに導入されます(次の図を参照)。

ファイルアンチウイルスがインストールされた SVM は、仮想マシンの保護の要件を満たすすべての仮想マシンに、ウイルスなどのマルウェアからの保護を提供します。

ファイルアンチウイルスがインストールされた SVM は、仮想マシンのスキャンの要件を満たすすべての仮想マシンに、アンチウイルスのスキャンを提供します。

ネットワーク脅威の検知がインストールされた SVM は、ネットワークの脅威に対する仮想マシンの保護の要件を満たすすべての仮想マシンに、ネットワーク上の脅威からの保護を提供します。

Integration Server は、VMware 仮想インフラストラクチャと Kaspersky Security のコンポーネント(Kaspersky Security 管理プラグインと、ファイルアンチウイルスおよびネットワーク脅威の検知がインストールされた SVM)との通信を可能にします。

製品のアーキテクチャ

製品のアーキテクチャ

本製品は、カスペルスキー製品を遠隔操作で一元的に管理するシステムである Kaspersky Security Center によって管理されます(Kaspersky Security Center のヘルプを参照)。

本製品は、Kaspersky Security Center のコンポーネントであるネットワークエージェントを通じて Kaspersky Security Center と対話します。ネットワークエージェントは、SVM イメージに含まれています。

Kaspersky Security 管理プラグインは、Kaspersky Security Center から Kaspersky Security を管理するためのインターフェイスを提供します。Kaspersky Security 管理プラグインは、Kaspersky Security 配布キットに含まれています。Kaspersky Security 管理プラグインは、Kaspersky Security Center 管理コンソールがインストールされているコンピューターにインストールする必要があります。

このヘルプセクションの内容

Kaspersky Security SVM イメージの内容

Integration Server について

Kaspersky Security のコンポーネントと VMware 仮想インフラストラクチャの統合

データ処理について

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