Kaspersky Security Center からの本製品の管理
2022年3月25日
ID 83439
Kaspersky Security for Virtualization 5.0 Agentless は、カスペルスキー製品の遠隔管理を実現する一元的システムである Kaspersky Security Center により制御されます。Kaspersky Security for Virtualization 5.0 Agentless では、Kaspersky Security Center のクライアントデバイスは SVM です。保護対象の仮想マシンには Kaspersky Security Center ネットワークエージェントがインストールされていないため、Kaspersky Security Center の観点からは、保護対象の仮想マシンはクライアントデバイスとはみなされません。
1 つの VMware vCenter Server が管理する複数の VMware ESXi ハイパーバイザーに導入された SVM は、Kaspersky Security Center 内で 1 つの KSC クラスター(Kaspersky Security Center クラスター)を形成します(次の図を参照)。
KSC クラスター
KSC クラスターには「VMware vCenter '<名前>' (<IP アドレス>) Agentless」という名前が割り当てられます:
- <名前> はその KSC クラスターに対応する VMware vCenter Server の名前です。VMware vCenter Server の名前が定義されていなかったり IP アドレスと一致している場合は、名前は省略されます。
- <IP アドレス> は KSC クラスターに対応する VMware vCenter Server の IP アドレスです。
VMware vCenter Server の一部である VMware インベントリオブジェクトは、KSC クラスターの保護されたインフラストラクチャを形成します。
Kaspersky Security は、Kaspersky Security Center によりポリシーとタスクを使用して管理されます:
- ポリシーは SVM に適用され、ウイルスなどのマルウェアからの仮想マシンの保護設定、ネットワークの脅威からの仮想マシンの保護設定、バックアップ設定、Kaspersky Security Network の使用設定を定義します。
- タスクは SVM で実行され、製品のアクティベーション、仮想マシンのスキャン、定義データベースのアップデート、製品パッチの自動インストールなど、製品の機能が実現されます。
ポリシーとタスクの詳細は、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。