定義データベースのアップデート
2022年3月25日
ID 57670
定義データベースには、スキャン対象のオブジェクトに含まれる悪意のあるコードの検知に使用されるコンピューターセキュリティ上の脅威の記述情報や、既知のネットワーク攻撃の種別と侵入の兆候の記述情報、悪意のあるアドレスとフィッシングサイトのアドレスのデータベースが含まれています。
定義データベースのアップデートにより、仮想マシンの保護を常に最新の状態にすることができます。世界では、毎日、新しいウイルスと他の種類のマルウェアが出現しています。Kaspersky Security が脅威をすばやく検知できるようにするには、定義データベースを定期的にアップデートする必要があります。
定義データベースのアップデートには、本製品を使用するための現在のライセンスが必要です。
アップデート元とは、カスペルスキー製品の定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデートが含まれているリソースのことです。Kaspersky Security のアップデート元は、Kaspersky Security Center 管理サーバーのストレージです。
管理サーバーストレージからアップデートパッケージを正常にダウンロードするには、SVM が Kaspersky Security Center の管理サーバーにアクセスできるようになっている必要があります。
定義データベースが長期間アップデートされていないと、アップデートパッケージのサイズが大きく(数十メガバイトに)なることがあります。このアップデートパッケージのダウンロードにより、ネットワークに負荷がかかる場合があります。
Kaspersky Security Center では、定義データベースのアップデートを自動的に配信し、SVM にインストールできます。これは次のタスクを使用して行うことができます:
- アップデートのストレージへのダウンロードタスク:アップデートパッケージをアップデート元から Kaspersky Security Center の保管領域へダウンロードします。
[アップデートのストレージへのダウンロード]タスクは、Kaspersky Security Center の初期設定ウィザードによって自動的に作成されます。[アップデートのストレージへのダウンロード]タスクが管理サーバータスクのリストから削除されている場合、新しいタスクを作成できます。詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
- 定義データベースのアップデートタスク:このタスクは、アップデートパッケージが管理サーバーリポジトリにダウンロードされるとすぐに、定義データベースのアップデートを SVM に配信し、インストールできるようにします。
Kaspersky Security 管理プラグインをインストールすると、定義データベースのアップデートタスクが自動的に作成されます。このタスクは、Kaspersky Security Center 管理サーバーの保管領域にアップデートパッケージがダウンロードされると自動的に開始され、すべての SVM で定義データベースをアップデートします。この自動的に作成された定義データベースのアップデートタスクを使用できます。必要に応じて、このタスクの設定を変更したりタスクを削除したりできます。また、1 つの管理グループに属する 1 つ以上の KSC クラスター内の SVM に対して定義データベースのアップデートタスクを構成できます。