使用開始準備
2022年3月25日
ID 90415
製品のインストール後、以下を実行する必要があります:
- ポリシーの設定で、仮想マシンのプロテクションとネットワークの脅威からの保護を有効にします。
既定では、Kaspersky Security は仮想マシンを保護しません(保護対象のインフラストラクチャのオブジェクトにプロテクションプロファイルは割り当てられておらず、ネットワークの脅威からの保護は無効になっています)。既定で作成されているポリシーの設定を編集することも、新しいポリシーを作成して設定することもできます。
- すべての SVM で製品をアクティベートする。
- すべての新規 SVM で定義データベースをアップデートする。
製品のアクティベーション
すべての新規 SVM の導入時に自動的に開始されるアクティベーションタスクを構成してください。
保護される仮想マシンの数に基づくライセンスを使用する場合、サーバーオペレーティングシステムで動作する仮想マシンを保護するため SVM にサーバー向けライセンスを追加するアクティベーションタスクと、デスクトップオペレーティングシステムで動作する仮想マシンを保護するため SVM にデスクトップ向けライセンスを追加するアクティベーションタスクの 2 つを作成する必要があります。
アクティベーションタスクを構成するには:
- ライセンスを Kaspersky Security Center のライセンス保管領域に追加します。
- Kaspersky Security Center 管理コンソールのツリーで[管理対象デバイス]フォルダーを選択します。作業領域で[タスク]タブを選択し[タスクの作成]をクリックします。タスクウィザードが起動します。
- タスク作成の対象となるアプリケーションとタスクの種別を指定します。これを行うには、[Kaspersky Security for Virtualization 5.0 Agentless]リストで、[アプリケーションのアクティベーション]を選択します。
- ウィザードの次のステップで、Kaspersky Security Center ライセンス保管領域からライセンスを選択します。これを行うには、[選択]をクリックします。[ライセンスの選択]ウィンドウが開きます。ライセンスを選択し、[OK]をクリックします。
- ウィザードの次のステップで、タスク実行スケジュールを設定します:
- [実行予定]で[1 回]を選択します。[日付]と[時間]は既定のままにします。
- [未実行のタスクを実行する]をオンにします。
- ウィザードの次のステップで、タスクの名前を入力します。
- ウィザードを終了します。
このスケジュール設定により、すべての新規 SVM で導入時にタスクが開始されます。Kaspersky Security Center 管理コンソールで、タスクの実行結果に関する情報を表示できます。
定義データベースのアップデート
Kaspersky Security 管理プラグインをインストールすると、定義データベースのアップデートタスクが自動的に作成されます。このタスクは、Kaspersky Security Center 管理サーバーの保管領域にアップデートパッケージがダウンロードされると自動的に開始され、すべての SVM で定義データベースをアップデートします。この自動的に作成された定義データベースのアップデートタスクを使用できます。必要に応じて、このタスクの設定を変更したりタスクを削除したりできます。また、1 つの管理グループに属する 1 つ以上の KSC クラスター内の SVM に対して定義データベースのアップデートタスクを構成できます。
製品のインストール後またはアップグレード後に定義データベースをアップデートするには:
- アップデートをストレージにダウンロードするタスクが Kaspersky Security Center で作成されていることを確認します。アップデートをストレージにダウンロードするタスクが存在しない場合は作成します(Kaspersky Security Center のヘルプを参照)。
- アップデートをストレージにダウンロードするタスクを手動で開始するか、スケジュール済みのタスクが自動的に開始されるのを待ちます。アップデートをストレージにダウンロードするタスクが正常に完了したことを確認します(詳細は Kaspersky Security Center のヘルプを参照)。
- 定義データベースのアップデートタスクが Kaspersky Security Center で作成されていることを確認します。
Kaspersky Security 管理プラグインのインストール時に自動的に作成される定義データベースのアップデートタスクは、[管理対象デバイス]フォルダーの[タスク]タブにあります。
定義データベースのアップデートタスクが作成されていない場合は、作成します。
- 定義データベースのアップデートタスクがスケジュールに従って開始するのを待つか、タスクを手動で開始します。
- 定義データベースのアップデートタスクが正常に完了したことを確認します。
本製品がインストールまたはアップグレードされた後、Kaspersky Security の動作に必要な定義データベースの種別に関する情報を SVM が Kaspersky Security Center に送信します。定義データベースのアップデートタスクの開始時に、Kaspersky Security Center が必要な定義データベースを保管領域にダウンロードしていなかった場合、タスクがエラーで終了することがあります。この場合、アップデートをストレージにダウンロードするタスクを手動で開始し、それが完了するまで待ってから、定義データベースのアップデートタスクを手動で開始します。
Kaspersky Security は、定義データベースの整合性をアップデート時にチェックします。このチェックに合格しなかった場合、定義データベースのアップデートタスクはエラーで終了し、直前の定義データベースを引き続き使用します。新しい SVM で定義データベースのアップデートタスクがエラーで終了した場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。SVM に定義データベースがない場合、Kaspersky Security は仮想マシンを保護しません。