Integration Server について

2022年3月25日

ID 90409

Integration Server は、Kaspersky Security と VMware 仮想インフラストラクチャとの通信を実行する Kaspersky Security のコンポーネントです。

Integration Server は、次のタスクの実行に使用されます:

  • Kaspersky Security のファイルシステム保護サービス(Kaspersky File Antimalware Protection)とネットワーク保護サービス(Kaspersky Network Protection)を VMware NSX Manager に登録する。Kaspersky Security のサービスは、VMware インフラストラクチャに製品コンポーネントをインストールするために必要です。

    Kaspersky Security サービスの登録と導入に必要な設定は、Integration Server 管理コンソールから開始するウィザードで入力します。

  • 新しい SVM を設定し、以前に導入していた SVM の設定を解除する。Integration Server は、Integration Server 管理コンソールで指定された設定を SVM に送信します。
  • 仮想インフラストラクチャ(ハイパーバイザーと各ハイパーバイザー上で動作している仮想マシン)に関する情報を VMware vCenter Server から取得し製品コンポーネントに転送する。Kaspersky Security 管理プラグインと SVM は、保護対象のインフラストラクチャに関する情報を Integration Server に問い合わせます。

Integration Server は、動作中に以下の情報を保存します:

  • Integration Server の接続設定(Integration Server のアカウントパスワードなど)
  • Integration Server から VMware vCenter Server および VMware NSX Manager への接続設定
  • SVM の設定(SVM で使用される root ユーザーアカウントのパスワードと klconfig ユーザーアカウントのパスワードなど)
  • 保護対象の仮想マシンのリスト(ファイルシステムオブジェクトの保護とスキャン、ネットワークトラフィックと URL のスキャンで発生した前回のイベントの日時を含む)

保護対象の仮想マシンのリストを除くすべてのデータは暗号化して保存されます。情報は、Integration Server がインストールされているコンピューターに保存され、Kaspersky Lab に自動的に送信されることはありません。

Integration Server の設定は Integration Server 管理コンソールで指定できます。

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