用語解説

2022年3月25日

ID 90

Kaspersky Security Network(KSN)

ファイル、Web リソース、ソフトウェアのレピュテーションに関する情報を含む Kaspersky Lab ナレッジベースへのオンラインアクセスを提供するクラウドサービスのインフラストラクチャ。Kaspersky Security Network のデータを使用することにより、脅威に対するカスペルスキー製品の対応が迅速化され、一部の保護コンポーネントの効果が高まり、誤検知の可能性が低減されます。

KSC クラスター

Kaspersky Security Center 内で、1 つの VMware vCenter Server によって管理される VMware ESXi ハイパーバイザーに導入された SVM の集まり。この VMware vCenter Server によって管理される仮想マシンが、KSC クラスターによって保護されるインフラストラクチャを構成します。

KSC クラスターによって保護されたインフラストラクチャ

1 つの KSC クラスターに対応する VMware vCenter Server を搭載した VMware インベントリオブジェクト。

OLE オブジェクト

OLE(オブジェクトのリンクと埋め込み)技術を使用して別のファイルに添付されるオブジェクトまたは別のファイルに埋め込まれるオブジェクト。OLE オブジェクトの例として、Microsoft Office Word 文書に埋め込まれた Microsoft Office Excel スプレッドシートがあります。

SVM

セキュア仮想マシン(SVM)。Kaspersky Security のコンポーネントを搭載した、VMware ESXi ハイパーバイザーに導入された仮想マシン。

悪意のあるアドレスのデータベース

危険とみなされるコンテンツを含む Web リソースのアドレスのリスト。このリストは、Kaspersky Lab のスペシャリストによって作成されます。リストは定期的にアップデートされ、カスペルスキー製品配布キットに含まれています。

アクティベーションコード

Kaspersky Security を使用するために、試用版ライセンスを取得したとき、または製品版ライセンスを購入したときに、カスペルスキーにより提供されるコード。このコードは、製品のアクティベーションに必要です。

アクティベーションコードは、XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX の形式で表される 20 桁の英数字で構成される一意のコードです。

アップデート元

カスペルスキー製品の定義データベースおよびソフトウェアモジュールのアップデートを格納したリソース。Kaspersky Security のアップデート元は、Kaspersky Security Center 管理サーバーのストレージです。

アップデートロールバックタスク

このタスクの実行中、Kaspersky Security Center が SVM で使用されている定義データベースを 1 つ前の定義データベースに戻します。

オブジェクトスキャンタスク

KSC クラスターによって保護されるインフラストラクチャ内の指定した仮想マシンに適用するスキャンの設定を定義します。オブジェクトスキャンタスクでは、1 つの VMware vCenter Server で管理される仮想マシンをスキャンできます。

カスペルスキーカンパニーアカウント

カスペルスキーへの問い合わせの送信と、問い合わせ処理の進捗追跡のためのポータル。

完全スキャンタスク

1 つの KSC クラスターによって保護されたインフラストラクチャ内のすべての仮想マシン、すべての KSC クラスターによって保護されたインフラストラクチャ内のすべての仮想マシン、特定の SVM で保護されるすべての仮想マシンのいずれかの範囲を対象に、スキャン設定を指定します。

管理グループ

一般的な機能とインストールされているカスペルスキー製品を共有する Kaspersky Security Center 内の一連のデバイス。デバイスは、1 つの単位として管理できるようにグループ化されます。1 つの管理グループに、他のグループを含めることができます。管理グループ内のインストール済みアプリケーションのそれぞれについて、グループポリシーおよびグループタスクを作成することができます。

管理サーバー

企業ネットワークにインストールされているすべてのカスペルスキー製品に関する情報を一元的に保管する Kaspersky Security Center のコンポーネント。製品の管理にも使用できます。

現在のライセンス

製品によって現在使用されているライセンス。

コア数に制限のあるライセンス

インストールされているオペレーティングシステムの種別に関係なく、仮想マシンを保護する製品ライセンス。ライセンス制限に従って、物理プロセッサ上で決められた数のカーネルを使用するハイパーバイザー上のすべての仮想マシンが保護されます。

サーバー向けライセンス

サーバー向けオペレーティングシステムを搭載した仮想マシンを保護するための製品ライセンス。

識別 ID

一意の英数字の並び。ライセンスは、使用許諾契約書の条件(ライセンス種別、ライセンス有効期間、ライセンス制限)に基づいて製品の使用を可能にします。製品を使用するには、ライセンス情報ファイルが必要です。

使用許諾契約書

ユーザーと AO Kaspersky Lab との間で締結される、製品の使用条件が規定された契約。

製品アクティベーションタスク

1 つの KSC クラスター内のすべての SVM、すなわち 1 つの VMware vCenter Server が管理している VMware ESXi ハイパーバイザーに導入されているすべての SVM にライセンスを追加します。

製品のアクティベーション

ライセンスの有効期間が終了するまで、製品のフル機能バージョンの使用を許可するライセンスをアクティベート(有効化)するプロセス。

定義データベースのアップデートタスク

Kaspersky Security Center が定義データベースアップデートを SVM に自動的に配信してインストールします。

デスクトップ向けライセンス

デスクトップ向けオペレーティングシステムを搭載した仮想マシンを保護するための製品ライセンス。

ネットワークエージェント

Kaspersky Security Center のコンポーネントの 1 つ。管理サーバーと SVM にインストールされている Kaspersky Security コンポーネントとのインタラクションを処理します。ネットワークエージェントは、Windows で動作するすべてのカスペルスキー製品で共通です。Novell、UNIX、Mac で動作するカスペルスキー製品には別のバージョンのネットワークエージェントがあります。

バックアップ

駆除によって削除または変更されたファイルのバックアップコピーのための専用保管領域。

ファイルのバックアップコピー

仮想マシンのファイルが駆除または削除されるときに作成される、そのファイルのコピー。ファイルのバックアップコピーは特別な形式でバックアップ保管領域に保存されるため、仮想マシンに危険を及ぼすことはありません。

フィッシングサイトのアドレスのデータベース

Kaspersky Lab のスペシャリストがフィッシングに関係があると判断した Web アドレスのリスト。定義データベースは定期的にアップデートされ、カスペルスキー製品配布キットに含まれています。

複合ファイル

複合ファイルは、複数のファイルを 1 つのファイルにまとめたもので、個々のファイルにアクセスできます。複合ファイルの例には、アーカイブ、インストールパッケージ、OLE 埋め込みオブジェクト、メール形式のファイルがあります。ウイルスを隠すための一般的な手段として、ウイルスを複合ファイルに埋め込むことがあります。このような方法で隠されているウイルスを検知するには、複合ファイルを解凍する必要があります。

プロセッサ数に制限のあるライセンス

インストールされているオペレーティングシステムの種別に関係なく、仮想マシンを保護する製品ライセンス。ライセンスの制限に従って、決められた数のプロセッサを使用するハイパーバイザー上のすべての仮想マシンが保護されます。

プロテクションプロファイル

ポリシーの一部として仮想マシンの保護の設定を定義します。1 つのポリシーに複数のプロテクションプロファイルを含めることができます。プロテクションプロファイルは、KSC クラスターによって保護されたインフラストラクチャ内の VMware インベントリオブジェクトに割り当てられます。1 つの VMware インベントリオブジェクトには、1 つのプロテクションプロファイルしか割り当てられません。SVM は、割り当てられたプロテクションプロファイルに指定されている設定に従って仮想マシンを保護します。

ポリシー

ウイルスなどのマルウェアからの仮想マシンの保護設定、ネットワークの脅威からの仮想マシンの保護設定、バックアップ設定、Kaspersky Security Network の使用設定を定義します。

メインプロテクションプロファイル

メインプロテクションプロファイルは、ポリシーの作成時に自動的に作成されます。1 つの KSC クラスターに対するポリシーで、既定ではメインプロテクションプロファイルが VMware インベントリオブジェクトの構造内のルートオブジェクト(VMware vCenter Server)に割り当てられます。KSC クラスターによって保護されたインフラストラクチャ内の仮想マシンを含むすべての VMware インベントリオブジェクトは、プロテクションプロファイルの継承の順序に従ってメインプロテクションプロファイルを継承します(オブジェクトに独自のプロテクションプロファイルが割り当てられている場合を除く)。したがって、KSC クラスターによって保護されたインフラストラクチャ内のすべての仮想マシンに同じプロテクション設定が割り当てられます。

すべての KSC クラスターに対するポリシーで、既定ではメインプロファイルはオブジェクトに割り当てられていません。

予備のライセンス

アプリケーションを使用する権限をユーザーに付与する、現在使用されていないライセンス。

ライセンス

使用許諾契約書に基づいて提供される、製品を使用する期限付きの権利。

ライセンス情報ファイル

Xxxxxxxx.key 形式のファイル。Kaspersky Security を使用するために試用版ライセンスを取得または製品版ライセンスを購入したときにカスペルスキーから提供されます。ライセンス情報ファイルは、製品のアクティベーションに必要です。

ライセンス証明書

ライセンス情報ファイルまたはアクティベーションコードとともに、Kaspersky Lab からユーザーに提供される文書。ユーザーに許諾されたライセンスに関する情報が記載されています。

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