バックアップ

2022年3月25日

ID 61793

このセクションでは、SVM は、ファイルアンチウイルスがインストールされた SVM を指します。

バックアップは、駆除によって削除または変更されたファイルのバックアップコピーのための特別な保管領域です。

ファイルのバックアップコピーは、仮想マシン上のファイルが駆除または削除されるときに作成されるそのファイルのコピーです。ファイルのバックアップコピーは特別な形式でバックアップ保管領域に保存されるため、仮想マシンに危険を及ぼすことはありません。

仮想マシンで感染したファイルが検知されると、仮想マシンのユーザーによるそのファイルへのアクセスがブロックされ、ファイルのコピーがバックアップ保管領域に保存されます。さらに、このファイルに対して仮想マシンのプロテクションプロファイルで設定されている処理が実行されます。たとえば、ファイルを駆除したり、削除したりします。 

駆除中にファイルの整合性を維持できない場合があります。ファイルの駆除後、そのファイルに含まれていた情報の一部またはすべてが利用できなくなった場合でも、バックアップ保管領域から、Kaspersky Security Center 管理コンソールがインストールされているコンピューターのハードディスクドライブに元のファイルを保存することができます。

バックアップ保管領域は、ファイルアンチウイルスがインストールされている SVM にあります。バックアップ保管領域の使用は既定で各 SVM で有効になっています。

ファイルアンチウイルスがインストールされた SVM が削除されたりアップデートされた場合、バックアップ保管領域に保管されていたバックアップコピーは自動的に削除されます。

各 SVM でのバックアップ保管領域のサイズは 1 GB です。バックアップ保管領域内のファイルのバックアップコピーの合計サイズがこの値を超えると、最も古いバックアップコピーが削除され、バックアップ保管領域のサイズが 1 GB 未満に保たれます。

既定では、ファイルのバックアップコピーをバックアップ保管領域に保管する期間は最長で 30 日です。この期間が過ぎると、ファイルのバックアップコピーはバックアップ保管領域から自動的に削除されます。

ファイルのバックアップコピーの最大保存期間を変更できます。バックアップの設定は、1 つの KSC クラスター内のすべての SVM に適用されるポリシーで指定します。

Kaspersky Security Center 管理コンソールから、SVM 上のバックアップ保管領域に保管されたファイルのバックアップコピーを管理できます。Kaspersky Security Center の管理コンソールに、ファイルアンチウイルスがインストールされている各 SVM のバックアップ保管領域に置かれたすべてのファイルのバックアップコピーのリストが表示されます。

このヘルプセクションの内容

バックアップの設定

ファイルのバックアップコピーの管理

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