メール保護の設定
2019年8月13日
ID 70873
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティでは、メール保護を使用して、メールをスキャンし危険なオブジェクトを検知することができます。メール保護は、オペレーティングシステムの起動とともに開始され、コンピューターの RAM に常駐します。また、POP3、SMTP、IMAP、NNTP の各プロトコルのほか、POP3、SMTP、IMAP の暗号化された接続(SSL)を介して送受信されるすべてのメールをスキャンします。
既定では、受信メールと送信メールの両方をスキャンします。必要に応じて、受信メッセージのみのスキャンを有効にすることもできます。
メール保護を設定するには:
- メインウィンドウを表示します。
- ウィンドウの下部にある をクリックします。
[設定]ウィンドウが表示されます。
- ウィンドウ左側の[プロテクション]セクションで、[メール保護]を選択します。
メール保護の設定がウィンドウに表示されます。
- ウィンドウ上部にある、メール保護を有効にするか無効にするかを切り替えるスイッチが有効になっていることを確認してください。
- セキュリティレベルを選択します:
- 推奨:このセキュリティレベルでは、受信および送信するメッセージと添付ファイルをスキャンし、ヒューリスティック分析をレベル[中]で実行します。
- 低:このセキュリティレベルを選択すると、メール保護は受信メッセージのみをスキャンします。添付された圧縮ファイルはスキャンしません。
- 高:このセキュリティレベルでは、受信および送信するメッセージと添付ファイルをスキャンし、ヒューリスティック分析をレベル[高]で実行します。
- [脅威の検知時の処理]ドロップダウンリストで、感染したオブジェクトが検知された場合にメール保護が行う処理(駆除など)を選択できます。
メール内に脅威が検知されない場合や、感染したオブジェクトがすべて駆除された場合、メールにアクセスできるようになります。感染したオブジェクトを駆除できない場合、メール保護はそのオブジェクトの名前を変更するか、メールから削除し、カスペルスキー スモール オフィス セキュリティによってメールが処理されたという通知をメールの件名に加えます。カスペルスキー スモール オフィス セキュリティは、オブジェクトを削除する前に、そのバックアップコピーを作成し、隔離に移動します。
本製品をより新しいバージョンにアップグレードした場合、ユーザーが変更したメール保護の設定は保存されません。新しいバージョンでは、メール保護の既定の設定が使用されます。
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティによるスキャン時に、メール本文の中で圧縮ファイル用のパスワードが検出された場合、その圧縮ファイルに対するマルウェアのスキャンにそのパスワードが使用されます。パスワードは保存されません。圧縮ファイルは、スキャン前に解凍されます。圧縮ファイルの解凍中にアプリケーションがクラッシュした場合、次のパスの解凍されたファイルを手動で削除できます:%systemroot%\temp。それらのファイルには、PR 接頭辞が付けられています。