録音デバイスからの音声ストリームの保護

2019年8月13日

ID 94303

悪意を持った第三者が専用のプログラムを用いて録音デバイスからの音声ストリームを受信しようとすることがあります。録音デバイスとは、コンピューターに接続または内蔵されたマイクであり、サウンドカードインターフェイス(入力信号)を通じて音声ストリームを送信できます。カスペルスキー スモール オフィス セキュリティは、録音デバイスから音声ストリームを受信するアプリケーションを監視し、音声ストリームを不正な傍受から保護します。

既定では、コンピューターに接続された録音デバイスから「ブロック」および「強い制限付き」信頼グループのアプリケーションへの音声ストリームの入力をブロックします。アプリケーションによる録音デバイスからの音声ストリームの受信を手動で許可できます

「弱い制限付き」信頼グループのアプリケーションが録音デバイスへのアクセスを要求した場合、通知が表示され、そのアプリケーションによる録音デバイスからの音声ストリームの受信を許可するかどうかを選択できます。この通知をカスペルスキー スモール オフィス セキュリティが表示できなかった場合(カスペルスキー スモール オフィス セキュリティのグラフィカルインターフェイスがまだ読み込まれていない場合など)、「弱い制限付き」信頼グループのアプリケーションによる録音デバイスからの音声ストリームの受信は許可されます。

「許可」信頼グループのすべてのアプリケーションは、録音デバイスからの音声ストリームの受信が既定で許可されます。

音声ストリームの保護には、次の特徴があります:

  • この機能が動作するには、アプリケーションコントロールが有効になっている必要があります。
  • 録音デバイスへのアプリケーションのアクセスの設定を変更した場合(アプリケーションコントロールの設定ウィンドウでアプリケーションへの音声ストリームの入力をブロックした場合など)、音声ストリームの入力を中止するには、そのアプリケーションを再起動する必要があります。
  • 録音デバイスからの音声ストリームへのアクセスの管理は、Webカメラへのアクセスの設定に依存しません。
  • 本製品の GUI が読み込まれていない場合、「手動選択」に設定されているアプリケーションへの音声ストリームの入力は許可されます。
  • カスペルスキー スモール オフィス セキュリティは、内蔵のマイクおよび外付けのマイクに対するアクセスのみを保護します。他の音声ストリーミングデバイスはサポートされません。
  • カスペルスキー スモール オフィス セキュリティが起動する前にアプリケーションが音声ストリームの受信を始めた場合、またアプリケーションが音声ストリームの受信を始めたあとでユーザーがそのアプリケーションを「ブロック」または「強い制限付き」グループに移動した場合、そのアプリケーションの音声ストリームの受信は許可され、通知は表示されません。

デジタル一眼レフカメラ、デジタルビデオカメラ、アクションカメラなどのデバイスからの音声ストリームの保護は保証されません。

この記事はお役に立ちましたか?
改善できる点がありましたらお聞かせください。
フィードバックをいただき、ありがとうございました。改善に向けて取り組んでまいります。
フィードバックをいただき、ありがとうございました。改善に向けて取り組んでまいります。