仮想マシンでの Kaspersky Security Center ネットワークエージェントのインストール
保護対象仮想マシンにネットワークエージェントをインストールすることで、保護対象仮想マシンと Kaspersky Security Center 管理サーバーとの対話が可能になり、Kaspersky Security Center を使用して Light Agent の動作を管理できるようになります。
Windows オペレーティングシステムがインストールされている仮想マシンへのインストールの場合:
対応しているバージョンの Kaspersky Security Center の配布キットに含まれているネットワークエージェントを、Light Agent for Windows がインストールされている仮想マシンにインストールできます。
仮想マシンへの Light Agent for Windows のインストールをローカルで実行する場合(インストールウィザードを使用、コマンドラインを使用、または Active Directory のグループポリシーを使用)、Light Agent for Windows をインストールする前に仮想マシンにネットワークエージェントをインストールする必要があります。この操作を実行しないと、Light Agent for Windows のインストールがエラーで失敗します。Kaspersky Security Center のリモートインストールウィザードまたはリモートインストールタスクを使用しての Light Agent for Windows のリモートインストールでは、ネットワークエージェントを自動的にインストールできます。
Windows オペレーティングシステムの仮想マシンにネットワークエージェントをインストールするには、次のいずれかの方法を使用できます:
- 各仮想マシンでインストールウィザードを使用してローカルで:仮想マシンテンプレートにネットワークエージェントをインストールする場合は、この方法を推奨します。
- Kaspersky Security Center のリモートインストールウィザードまたはリモートインストールタスクを使用してリモートで:Kaspersky Security Center のインストール時に、リモートインストール用のネットワークエージェントのインストールパッケージが自動的に作成され、[詳細]→[リモートインストール]→[インストールパッケージ]フォルダーに配置されます。
ネットワークエージェントインストールパッケージのプロパティの[詳細]セクションで、[VDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)用に設定を最適化する]をオンにしてください。Kaspersky Security Center からの本製品のリモートインストールに関する詳細は、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
- Kaspersky Security Center のリモートインストールウィザードまたはリモートインストールタスクを使用しての Light Agent for Windows のリモートインストールに付随させるかたちで:リモートインストールウィザードを使用している場合は、ネットワークエージェントが自動的にインストールされます。リモートインストールタスクを使用している場合は、タスクの設定で[このアプリケーションと同時にネットワークエージェントをインストールする]をオンにします。
Windows オペレーティングシステムがインストールされている仮想マシンまたは仮想マシンテンプレートにローカルでネットワークエージェントをインストールするには:
- 仮想マシンで実行ファイル setup.exe を実行します。setup.exe ファイルは、Kaspersky Security Center の配布キットの Packages\NetAgent フォルダーにあります。
インストールウィザードが起動します。
- インストールウィザードの指示に従います。
「詳細設定」ステップで[ネットワークエージェントの設定を仮想インフラストラクチャ用に最適化します]をオンにします。このチェックボックスをオンにすると、ウィザードの開始時に、アプリケーションとハードウェアのインベントリ、および実行ファイルの脆弱性のチェックが無効になります。
仮想マシンテンプレートにネットワークエージェントをインストールしている場合、[VDI 向け動的モードを有効にする]をオンにします。このチェックボックスをオンにすると、仮想マシンが無効にされた後、この仮想マシンは Kaspersky Security Center 管理コンソールに表示されなくなります。
Linux オペレーティングシステムがインストールされている仮想マシンへのインストールの場合:
Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent (ネットワークエージェント 12.0.1.60(32 ビット OS 向け)、またはネットワークエージェント 12.0.0.60(64 ビット OS 向け))配布パッケージに含まれるネットワークエージェントを、Light Agent for Linux がインストールされる仮想マシンにインストールする必要があります。
Linux オペレーティングシステムの仮想マシンにネットワークエージェントをインストールするには、次のいずれかの方法で行います:
- コマンドラインから Light Agent for Linux をインストールした結果。
- Kaspersky Security Center を使用して、Light Agent for Linux をリモートインストールした結果。
Linux 用のネットワークエージェントは、Light Agent for Linux をインストールするための SHAR アーカイブと Kaspersky Security コンポーネントのインストールウィザードで自動的に作成される Light Agent for Linux のインストールパッケージに含まれています。Light Agent for Linux のインストールパッケージを手動で作成する場合も、ネットワークエージェントはインストールパッケージに含まれます。
Linux オペレーティングシステムの仮想マシンでは、Light Agent for Linux をインストールせずにネットワークエージェントのみをインストールすることもできます。そのためには、コマンドラインで「--skip-product
」パラメータを指定して Light Agent for Linux のインストールを実行する必要があります。
Kaspersky Security Center ネットワークエージェントのインストールに関する詳細は、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。