Web リソースアクセスルールの概要

2022年12月19日

ID 123287

Web リソースアクセスルールは一連のフィルターと、ルールスケジュールに示されている期間中、ルールで指定されている Web リソースにユーザーがアクセスしたときに、Kaspersky Endpoint Security によって実行される一連の処理で構成されています。フィルターを使用することで、ウェブコントロールによってアクセスが管理される Web リソースのプールを正確に指定できます。

次のフィルターを使用できます:

  • コンテンツによるフィルター:ウェブコントロールでは、Web リソースがコンテンツとデータの種類で分類されます。特定のカテゴリのコンテンツとデータの種類を含む Web リソースへのユーザーアクセスを管理できます。選択したコンテンツカテゴリまたはデータ種別カテゴリに属する Web リソースにユーザーがアクセスすると、ルールで指定された処理が実行されます。
  • Web リソースアドレスによるフィルター:すべての Web リソースアドレス、個別の Web リソースアドレス、Web リソースのアドレスグループのユーザーアクセスを管理できます。

    コンテンツによるフィルターと Web リソースアドレスによるフィルターを指定した場合で、指定した Web リソースアドレスまたは Web リソースのアドレスグループが、選択したコンテンツカテゴリやデータ種別カテゴリに属しているときには、選択したコンテンツカテゴリやデータ種別カテゴリにある Web リソースへのアクセスは管理されません。代わりに、指定した Web リソースアドレスまたは Web リソースアドレスグループへのアクセスだけが制限されます。

  • ユーザー名またはユーザーグループ名によるフィルター:ルールによって管理される Web リソースへのアクセス権を持つユーザーまたはユーザーグループの名前を指定できます。
  • ルールスケジュール:ルールスケジュールを指定できます。ルールスケジュールは、Kaspersky Endpoint Security がルールによってカバーされた Web リソースへのアクセスを監視する期間を決定します。

Kaspersky Endpoint Security のインストール後、ウェブコントロールのルールリストは空ではありません。次の 2 つのルールが事前に設定されています:

  • 「スクリプトとスタイルシート」ルール - アドレスに、css、js、または vbs の拡張子を持つファイル名が含まれている Web リソースにいつでもアクセスできる権限をすべてのユーザーに付与します。たとえば、http://www.example.com/style.css や http://www.example.com/style.css?mode=normal といったアドレスです。
  • 「既定」ルール - 任意の Web リソースにいつでもアクセスできる権限をすべてのユーザーに付与します。

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