用語解説

2022年12月19日

ID 90

OLE オブジェクト

別のファイルに埋め込まれた添付ファイルまたはファイル。カスペルスキー製品は、OLE オブジェクトにウイルスがあるかどうかスキャンします。たとえば、Microsoft Office Excel のテーブルを Microsoft Office Word 文書に挿入する場合、テーブルは OLE オブジェクトとしてスキャンされます。

Trusted Platform Module

セキュリティに関連する基本的な機能(暗号鍵の保存など)を提供するために開発されたマイクロチップ。Trusted Platform Module は通常コンピューターのマザーボードにインストールされ、システムの他のコンポーネントとハードウェアバスを経由して通信します。

Web リソースアドレスの正規化された形式

Web リソースの正規化された形式のアドレスは Web リソースアドレスのテキスト表記で、正規化によって取得されます。正規化は、Web リソースアドレスのテキスト表記を特定のルール(HTTP ログインの除外、パスワード、Web リソースアドレスのテキスト表記の接続ポート、Web リソースアドレスを大文字から小文字に変更するかなど)に従って変更するプロセスです。

アンチウイルスによる保護では、Web リソースアドレスの正規化は、物理的には同じでも構文上は異なる可能性がある Web サイトのアドレスが何度もスキャンされるのを回避することを目的としています。

例:

正規化されていない形式のアドレス:www.Example.com\

正規化された形式のアドレス:www.example.com

 

アーカイブ

1 つの圧縮ファイルにまとめられた 1 つまたは複数のファイル。データの圧縮および回答には、アーカイバと呼ばれる専用のアプリケーションが必要です。

悪意のある URL のデータベース

危険とみなされるコンテンツを含む Web アドレスのリスト。このリストは、カスペルスキーのスペシャリストによって作成されます。定期的にアップデートされ、カスペルスキー製品の配布キットに含まれています。

アップデート

カスペルスキーのアップデートサーバーから取得した新しいファイル(定義データベースまたはソフトウェアモジュール)を置換または追加する処理。

アドレスのブラックリスト

カスペルスキー製品によってメッセージの内容とは関係なくすべての受信メッセージがブロックされるメールアドレスのリスト

エクスプロイト

システムまたはソフトウェアの何らかの脆弱性を利用するプログラムコード。ユーザーの知らないうちにコンピューターにマルウェアをインストールさせる目的でよく使用されます。

隔離

Kaspersky Endpoint Security は、感染の可能性があるファイルをこのフォルダーに配置します。隔離されたファイルは暗号化された形式で保存されます。

感染可能なファイル

ファイルの構造または形式により、侵入者が悪意のあるコードを保存して拡散させるための「コンテナー」として使用できるファイル。一般的には、com、exe、dll などの拡張子を持つ実行ファイルです。これらは、悪意のあるコードが侵入する危険性がかなり高いファイルです。

感染したファイル

悪意のあるコードを含むファイル(ファイルのスキャンにより、既知の悪意のあるソフトウェアのコードが検知された)。このようなファイルは、コンピューターを感染させる可能性があるため、使用を推奨しません。

感染の可能性があるファイル

既知のウイルスの修正されたコードまたはウイルスのコードに類似したコードを含むファイルのうち、カスペルスキーがまだ特定していないもの。感染の可能性があるファイルは、ヒューリスティック分析によって検知されます。

管理グループ

共通の機能を共有し、インストールされている一連のカスペルスキー製品を共有する一連のデバイス。デバイスは、便宜上 1 つのユニットとして管理できるようにグループ化されます。グループには他のグループを含めることができます。グループポリシーを作成したり、グループにインストールされている各アプリケーションに対してグループタスクを作成したりすることができます。

管理サーバー

企業ネットワークにインストールされているすべてのカスペルスキー製品に関する情報を一元的に保管する Kaspersky Security Center のコンポーネント。製品の管理にも使用できます。

駆除

感染しているオブジェクトの処理方法の 1 つ。駆除の結果、データが完全に復元するかまたは部分的に復元します。感染したすべてのオブジェクトを駆除できるわけではありません。

現在のライセンス

製品によって現在使用されているライセンス。

誤検知

ファイルのシグネチャがウイルスと似ているために、感染していないファイルが感染していると報告された場合に、誤検知になります。

シグネチャ分析

Kaspersky Endpoint Security の定義データベースを使用する脅威の検知テクノロジー。定義データベースには、既知の脅威の説明と脅威を駆除する方法が登録されています。シグネチャ分析を使用する保護では、許容可能な最小限のセキュリティを実行します。カスペルスキーのエキスパートの提案に基づいて、この方法は常に有効になっています。

証明書

秘密鍵とその鍵の所有者および範囲に関する情報を含み、公開鍵が所有者のものであることを確認する電子文書。証明書は、それを発行した認証局によって署名されている必要があります。

証明書の件名

証明書に結び付けられている秘密鍵の所有者。オブジェクトには、ユーザーやアプリケーション、あらゆる仮想オブジェクト、コンピューター、またはサービスを設定できます。

証明書の発行元

証明書を発行した認証局。

証明書のハッシュ値

証明書の暗号鍵を特定するために使用される情報。ハッシュ値は、暗号鍵の値に暗号学的ハッシュ関数を適用することで生成されます。

スキャン範囲

スキャンタスクの実行時に、Kaspersky Endpoint Security によってスキャンされるオブジェクト。

製品設定

あらゆる種類のタスクに共通していて、製品の動作全体を管理する製品設定(製品パフォーマンス設定、レポート設定、バックアップ設定など)。

ソフトウェアモジュール

アプリケーションセットアップファイルに含まれていて、製品のコア機能を実装するファイル。製品が実行するそれぞれのタスクの種別に対応する独立した実行可能モジュール(リアルタイム保護、オンデマンドスキャン、アップデート)。メインウィンドウからコンピューターの完全スキャンを開始する場合は、そのタスクのモジュールを起動します。

タスク

カスペルスキー製品によって実行される機能。ファイルのリアルタイム保護、デバイスの完全スキャン、定義データベースのアップデートなどがあります。

タスク設定

各種のタスクに固有の製品設定。

定義データベース

定義データベースの公開日時点でカスペルスキーが認識している、コンピューターセキュリティの脅威に関する情報を含むデータベース。定義データベースのシグネチャは、スキャン対象のオブジェクト内の悪意のあるコードの検知に役立ちます。定義データベースは、カスペルスキーのエキスパートによって作成され、1 時間ごとにアップデートされます。

認証エージェント

システムのハードディスクが暗号化された後で認証プロセスを経て暗号化されたハードディスクにアクセスしオペレーティングシステムを読み込むためのインターフェイス。

ネットワークエージェント

特定のネットワークノード(ワークステーションまたはサーバー)にインストールされている管理サーバーとカスペルスキー製品の相互作用を可能にする Kaspersky Security Center のコンポーネント。このコンポーネントは、Windows で実行されるすべてのカスペルスキー製品に標準装備されています。その他のオペレーティングシステムで実行される製品については、専用バージョンのネットワークエージェントを用意しています。

ネットワークエージェントコネクター

製品とネットワークエージェントを接続するアプリケーションの機能。ネットワークエージェントを使用すると、Kaspersky Security Center を通して製品をリモートで管理できます。

ネットワークサービス

ネットワークアクティビティを定義するパラメータのセット。このネットワークアクティビティに対し、ファイアウォールの動作を規定するネットワークルールを作成できます。

バックアップ

駆除または削除を試みる前に、作成されたファイルをバックアップコピーする特殊な保管領域。

パッチ

製品の操作中やアップデートのインストール中に発見されたバグを修正するための製品への小さな追加事項。

ヒューリスティック分析

この技術は、カスペルスキー製品の最新バージョンの定義データベースを使用しても検知できない脅威を検知するために開発されました。この技術により、未知のウイルスや既知のウイルスの新しい亜種に感染している可能性があるファイルが検知されます。

ファイルの隔離への移動

感染の可能性があるファイルの処理方法の 1 つ。この方法によって、ファイルへのアクセスがブロックされ、ファイルは元の位置から隔離に移されます。このフォルダーでは、感染の脅威を取り除くために、ファイルは暗号化された状態のまま保管されます。

ファイルマスク

ワイルドカードを使用したファイル名および拡張子の表示。

ファイルマスクには、ワイルドカードを含む、ファイル名に使用可能な文字をすべて含めることができます:

  • * - 任意のゼロ文字以上の文字を置き換えます。
  • ? - 任意の 1 文字を置き換えます。

ファイル名と拡張子は、必ずピリオドで区切られていることに注意してください。

フィッシング

機密情報を盗む目的のメールが送信されるインターネット詐欺の一種。多くの場合、金融関連のデータが標的になります。

フィッシングサイトの URL のデータベース

カスペルスキーのエキスパートがフィッシング関連であると判断した Web アドレスのリスト。定義データベースデータベースは定期的にアップデートされ、カスペルスキー製品の配布キットの一部です。

ポータブルファイルマネージャー

リムーバブルドライブ上の暗号化ファイルを使用するためのインターフェイスを提供するアプリケーション。暗号化機能がコンピューターにない場合に使用できます。

保護範囲

プロテクションの実行中に常にスキャンされているオブジェクト。各コンポーネントの保護範囲には、それぞれ異なる特性があります。

予備のライセンス

製品を使用する権限を認定する、現在使用されていないライセンス。

ライセンス証明書

カスペルスキーが、ライセンス情報ファイルまたはアクティベーションコードと合わせてユーザーに転送するドキュメント。ユーザーに許諾されたライセンスに関する情報が記載されています。

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