認証エージェントのテスト操作後に残っているオブジェクトとデータの削除

製品のアンインストール時に、認証エージェントのテスト操作後のオブジェクトとデータがシステムのハードディスクに残っていることを製品が検出した場合、製品のアンインストールは中断され、そのようなオブジェクトとデータが削除されるまで再開できません。

認証エージェントのテスト操作後のオブジェクトとデータは、例外的な場合のみ、システムのハードディスクに残ることがあります。たとえば、暗号化設定を含む Kaspersky Security Center ポリシーを適用した後にコンピューターを再起動していない場合や、認証エージェントのテスト操作の後、本製品の起動に失敗した場合などです。

認証エージェントのテスト操作後に、システムのハードディスクに残っているオブジェクトやデータを削除する方法には次の 2 通りがあります：

• Kaspersky Security Center のポリシーを使用する。
• 復元ツールを使用する。

Kaspersky Security Center のポリシーを使用して認証エージェントのテスト操作後に残っているオブジェクトとデータを削除するには：

1. コンピューターのすべてのハードディスクを復号化するよう設定した Kaspersky Security Center ポリシーを、コンピューターに適用します。
2. Kaspersky Endpoint Security を起動します。

    

復元ツールを使用して認証エージェントのテスト操作後に残っているオブジェクトとデータを削除するには：

1. 認証エージェントのテスト操作後のオブジェクトとデータが残っているシステムハードディスクが接続されているコンピューターで、Kaspersky Endpoint Security によって作成される実行ファイル fdert.exe を実行し、復元ツールを起動します。
2. 復元ツールのウィンドウの［デバイスの選択］で、オブジェクトとデータを削除する対象のシステムのハードディスクを選択します。
3. ［スキャン］をクリックします。
4. ［認証エージェントのオブジェクトとデータの削除］をクリックします。

認証エージェントのテスト操作後に残っているオブジェクトとデータを削除するプロセスが開始します。

認証エージェントのテスト操作後に残っていたオブジェクトとデータを削除した後で、認証エージェントと互換性のないアプリケーションに関する情報の削除がさらに必要になることがあります。

認証エージェントとアプリケーションとの非互換性に関する情報を削除するには：

コマンドラインに「avp pbatestreset」コマンドを入力します。

avp pbatestreset コマンドを実行するには、暗号化コンポーネントをインストールする必要があります。