複合ファイルのスキャン
複合ファイルのスキャン
ウイルスやその他のマルウェアの隠蔽には、アーカイブやデータベースなどの複合ファイルに埋め込む技術が一般的に使用されています。このような方法で隠されているウイルスやその他のマルウェアを検知するためには、複合ファイルを解凍する必要がありますが、スキャンの速度が低下する場合があります。スキャンする複合ファイルの種類を限定することで、スキャンを高速化できます。
感染している複合ファイルの処理方法(駆除または削除)は、ファイルの種別により異なります。
ファイルアンチウイルスでは、RAR、ARJ、ZIP、CAB、LHA 形式の複合ファイルが駆除されます。それ以外の形式のファイルはすべて削除されます(メールデータベースを除く)。
複合ファイルのスキャンを設定するには:
- [設定]ウィンドウを開きます。
- ウィンドウの左側の[プロテクション]セクションで、[ファイルアンチウイルス]サブセクションを選択します。
ウィンドウの右側に、ファイルアンチウイルスの設定が表示されます。
- [セキュリティレベル]セクションの[設定]をクリックします。
[ファイルアンチウイルス]ウィンドウが開きます。
- [ファイルアンチウイルス]ウィンドウで、[パフォーマンス]タブを選択します。
- [複合ファイルのスキャン]セクションで、スキャンする複合ファイルの種別として、圧縮ファイル、インストールパッケージ、Office 形式のファイルのいずれかを指定します。
- 作成または更新された複合ファイルのみをスキャンする場合は、[作成または更新されたファイルのみスキャン]をオンにします。
あらゆる種別の作成または更新された複合ファイルのみがスキャンされます。
- [詳細]をクリックします。
[複合ファイル]ウィンドウが開きます。
- [バックグラウンドスキャン]セクションで、次のいずれかを実行します:
- ファイルアンチウイルスによるバックグラウンドでの複合ファイルの解凍をブロックする場合は、[複合ファイルをバックグラウンドで展開する]をオフにします。
- バックグラウンドでのスキャン時にファイルアンチウイルスによる複合ファイルの解凍を許可する場合は、[複合ファイルをバックグラウンドで展開する]をオンにし、[最小サイズ]に任意の値を入力します。
- [サイズ制限]セクションで、次のいずれかを実行します:
- 大きな複合ファイルを解凍しない場合は、[大きな複合ファイルをスキャンしない]をオンにし、[最大サイズ]に任意の値を入力します。指定された値を超えるサイズのファイルは解凍されません。
- ファイルアンチウイルスでサイズの大きい複合ファイルを解凍する場合は、[大きな複合ファイルをスキャンしない]をオフにします。
ファイルのサイズが[最大サイズ]の値を超えている場合、そのファイルはサイズの大きいファイルに分類されます。
[大きな複合ファイルをスキャンしない]がオンになっているかどうかに関係なく、アーカイブから展開されるサイズの大きいファイルは、ファイルアンチウイルスによってスキャンされます。
- [OK]をクリックします。
- [ファイルアンチウイルス]ウィンドウで[OK]をクリックします。
- 変更を保存するには[保存]をクリックします。
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