CF ファイルを使用した統合

2023年8月21日

ID 43932

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server を CF ファイルを使用して Sendmail と統合するには:

  1. ファイル sendmail.cf のバックアップコピーを作成します。
  2. ファイル sendmail.cf に、次の文字列を追加します:

    #KLMS-milter-begin-filter

    O InputMailFilters=KLMS_Milter

    O Milter.macros.connect=j, _, {daemon_name}, {if_name}, {if_addr}

    O Milter.macros.helo={tls_version}, {cipher}, \

    {cipher_bits}, {cert_subject}, {cert_issuer}

    O Milter.macros.envfrom=i, {auth_type}, \

    {auth_authen}, {auth_ssf}, {auth_author}, \

    {mail_mailer}, {mail_host}, {mail_addr}

    O Milter.macros.envrcpt={rcpt_mailer}, {rcpt_host}, {rcpt_addr}

    #KLMS-milter-end-filter

    #KLMS-milter-begin-socket

    XKLMS_Milter, S=$filter_socket,${fail_type}T=S:3m;R:5m;E:10m

    #KLMS-milter-end-socket

    ここでの $filter_socket は、フィルターが受信接続の待ち受けに使用する IP アドレスおよびポート番号、または UNIX ソケットです。inet:<ポート番号>@<IP アドレス>(ネットワークソケットの場合)または unix:<UNIX ソケットのパス>(UNIX ソケットの場合)の形式で指定します。

    ${fail_type} は、フィルターが正しく機能しない場合に、Sendmail サーバーがメッセージに対して行う処理を定義します。${fail_type} には、「F=R」、「F=A」、または「F=T」を指定できます。Rreject (拒否)、Aaccept (同意)、Ttempfail (一時停止)を意味します。${fail_type} を空の行と置き換えると、メッセージはスキップされます。推奨されるオプションは、tempfail です。

    例:

    INPUT_MAIL_FILTER(`KLMS_Milter',`S=inet:10025@127.0.0.1,F=T,T=S:3m;R:5m;E:10m')dnl

  3. klms サービスを停止します。
  4. ファイル /etc/opt/kaspersky/klms/klms_filters.conf(Linux 環境)または /usr/local/etc/kaspersky/klms/klms_filters.conf(FreeBSD 環境)を開きます。
  5. [global] セクションにある次の行で、sendmail ファイルのパスを指定します:

    sendmail-path=<sendmail ファイルのパス>

  6. ファイル /etc/opt/kaspersky/klms/klms_filters.conf(Linux 環境)または /usr/local/etc/kaspersky/klms/klms_filters.conf(FreeBSD 環境)の [milter] セクションにある次の文字列で、フィルターが受信接続の待ち受けに使用する IP アドレスとポート番号、または UNIX ソケットを指定します:

    socket=inet:<ポート番号>@<IP アドレス> または <UNIX ソケット>

    例:

    socket=inet:10025@127.0.0.1

  7. ファイル /var/opt/kaspersky/klms/installer.dat(Linux 環境)または /var/db/kaspersky/klms/installer.dat(FreeBSD 環境)を開きます。
  8. 次の行をファイルに追加します:

    SENDMAIL_MILTER=1

    SENDMAIL_USES_MC=1(MC ファイルのコンパイルが完了している場合。していない場合は 0

    START_MILTER=1

  9. klms サービスを開始します。
  10. Sendmail サーバーを再起動します。

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