Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server の定義データベースのアップデート

2023年8月21日

ID 91208

アンチウイルス、アンチスパム、アンチフィッシングの各モジュールのデータベース(以降、「定義データベース」と呼ぶこともあります)は、スキャンされたオブジェクトから悪意のあるコードを検知するために使用されるレコードが記録されたファイルです。これらのレコードには、悪意のあるコードの制御セクションおよびそのような脅威を含むオブジェクトを駆除するためのアルゴリズムに関する情報が含まれます。

カスペルスキーのウイルスアナリストは、毎日、数百に及ぶ新しい脅威を検知し、その脅威を識別するレコードを作成して、そのレコードを定義データベースのアップデートパッケージ(アップデートパッケージ)に取り込んでいます。アップデートパッケージは、前回のアップデートパッケージのリリース以降に検知された脅威を識別するためのレコードを含む 1 つまたは複数のファイルで構成されます。保護対象のメールサーバーの感染リスクをできる限り抑えるために、定義データベースのアップデートパッケージを定期的にダウンロードしてください。

ライセンスが有効であれば、スケジュールに基づいて、カスペルスキーの Web サイトから定義データベースのアップデートパッケージを自動的に受け取ることができます。また、手動でダウンロードしてインストールすることもできます。

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server はインストール時に、カスペルスキーのアップデートサーバーの 1 つから最新の定義データベースをダウンロードします。定義データベースの自動アップデートを設定した場合、Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は、スケジュールに従ってアップデートを実行します(アップデートの頻度は 5 分に 1 回です)。

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は、カスペルスキーのアップデートサーバー上の新しいアップデートパッケージを定期的かつ自動的にチェックします。既定では、カスペルスキーが最新のアップデートを公開した後、Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server のアンチウイルスデータベースが 24 時間以内にアップデートされない場合、またはアンチスパムデータベースが 1 時間以内にアップデートされない場合、イベントログに「定義データベースがアップデートされていません」というイベントが記録されます。アンチウイルスデータベースが 1 週間以内にアップデートされない場合、またはアンチスパムデータベースが 24 時間以内にアップデートされない場合、Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は「定義データベースが長期間アップデートされていません」というイベントを記録します。これらのイベントについての管理者宛ての通知を設定できます。

このセクションの内容

アップデート元について

アップデート元の選択

定義データベースのアップデートスケジュールと設定

定義データベースのアップデート設定に対する既定値の指定

定義データベースの手動アップデート

定義データベースのアップデートのためのプロキシサーバー接続の設定

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