LDAP サーバーとの接続の設定
2023年8月21日
ID 94313
LDAP サーバーの接続を設定するには:
- Web インターフェイスのメインウィンドウで管理コンソールツリーを開き、[設定]セクションの[LDAP]サブセクションを選択します。
- 作業領域の下部で、接続を設定する LDAP サーバーを選択します。
- 選択したサーバーの[LDAP サーバー接続設定]設定グループで、いずれかのリンクをクリックして[LDAP サーバー接続設定]ウィンドウを開きます。
- [LDAP サーバー設定]設定グループの[LDAP サーバー]リストで、次のいずれかの外部ディレクトリサービスを選択します:
- 汎用 LDAP - LDAP 互換ディレクトリサービスのサーバー(Red Hat Directory Server など)への接続を追加する場合。
- Active Directory - Microsoft Active Directory サーバーへの接続を追加する場合。
- [LDAP サーバー設定]セクションの[サーバーアドレス]に、接続する IP アドレスを IPv4 形式で入力するか、LDAP サーバーの FQDN 名を入力します。
- [LDAP サーバー設定]セクションの[接続ポート番号]リストで、LDAP サーバーに接続するポートを指定します。
LDAP サーバーは、通常 TCP または UDP プロトコルによってポート 389 でインバウンド接続を受信します。ポート 636 は通常、SSL プロトコルで LDAP サーバーに接続するために使用されます。
- [LDAP サーバー設定]セクションの[接続種別]リストで、LDAP サーバーに接続する時のデータ暗号化のオプションを 1 つ選択します:
- SSL - SSL を使用する場合。
- TLS - TLS を使用する場合。
- 暗号化なし - LDAP サーバーに接続する時にデータ暗号化技術を使用しない場合。
Microsoft ADV190023 LDAP Channel Binding and LDAP Signingの更新がリリースされた後、暗号化なしオプションは機能しません。LDAP サーバーに接続する時は、SSL または TLS 暗号化を使用する必要があります。
- [認証設定]セクションの[LDAP サーバーのユーザーアカウント名]に、ディレクトリレコード(BindDN)を読み取る権限がある LDAP サーバーのユーザー名を入力します。ユーザー名を次のいずれかの形式で入力します:
- 「
cn=<ユーザー名>, ou=<部門名>
(必要な場合)、dc=<ドメイン名>, dc=<親ドメイン名>
」 - LDAP 互換ディレクトリサービスのサーバー(Red Hat Directory Server など)への接続を追加する場合。たとえば、ユーザー名を次のように入力できます:「
cn=LdapServerUser, dc=example, dc=com
」- ここでの「
LdapServerUser
」は、LDAP サーバーのユーザー名です。「example
」は、ユーザーアカウントが属するディレクトリのドメイン名です。「com
」は、ディレクトリがある親ドメインの名前です。 - 「
cn=<ユーザー名>, ou=<ユニット名>
(必要な場合)、dc=<ドメイン名>, dc=<親ドメイン名>
」、または「<ユーザー名>@<ドメイン名>.<親ドメイン名>
」 - Microsoft Active Directory サーバーへの接続を追加する場合。たとえば、次のユーザー名を入力できます:「
LdapServerUser@example.com
」。ここで、「LdapServerUser
」は LDAP サーバーのユーザー名、「example.com
」はユーザーアカウントが属するディレクトリのドメイン名です。
- 「
- [認証設定]セクションの[LDAP サーバーのユーザーアカウントのパスワード]に、[LDAP サーバーのユーザーアカウント名]で指定されたユーザーが LDAP サーバーにアクセスするためのパスワードを入力します。
- [検索設定]セクションの[検索条件]に、Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server がディレクトリレコードの検索を開始するディレクトリオブジェクトの DN(識別名)を入力します。
検索条件を次の形式で入力します:「
ou=<部門名>
」(必要な場合)、「dc=<ドメイン名>,dc=<親ドメイン名>
」。たとえば、次のサーチベースを入力できます:「
ou=people, dc=example, dc=com
」。ここで、「people
」は Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server がレコードの検索を開始するディレクトリレベルです(検索は「people
」レベルおよびそれより下のレベルで実行されます。このレベルより上にあるオブジェクトは、検索範囲から除外されます)。「example
」は、Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server がレコードを検索するディレクトリのドメイン名です。「com
」は、ディレクトリがある親ドメインの名前です。 - [チェック]をクリックします。
Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は、指定した接続と認証の設定を使用して、LDAP サーバーへの接続を確認します。
- [適用]をクリックします。
[LDAP サーバー接続設定]ウィンドウが閉じます。