アンチウイルスによる保護

2023年8月21日

ID 91165

Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は、最新のアンチウイルスデータベースの情報を使用して、ウイルスなどのマルウェアをスキャンし、感染したオブジェクトを駆除することにより、メッセージに対してアンチウイルスによる保護を実行します。

メッセージをスキャンしてウイルスなどの脅威の有無を確認するのは、アンチウイルスモジュールです。アンチウイルスモジュールは、メッセージの本文とあらゆる形式のすべての添付ファイル(付属ファイル)を、アンチウイルスデータベースを使用してスキャンします。アンチウイルスモジュールは、限られた数の受信者に向けられ、ソフトウェアの脆弱性を使用するように設計された標的型攻撃のコンポーネントである添付ファイルを検知し、ブロックします。

メッセージのウイルススキャンだけでなく、アンチウイルスによって、特定の正規プログラムを検知することもできます。

アンチウイルスエンジンは、スキャンの結果に基づいてウイルススキャンステータスのラベルの 1 つをメッセージに割り当て、メッセージの件名の先頭にそのステータスを含むタグを追加します。

本製品は、メッセージ処理ルールの設定に従い、割り当てられたステータスを基準にして処理を実行します。特定のステータスを持つメッセージに対して実行する処理を選択したり、アンチスパムスキャン結果に基づいてメッセージに追加するタグを設定したりできます。メッセージを処理する前に、メッセージのコピーをバックアップに保存できます。

スキャン対象の添付ファイルの最大サイズを指定したり、アンチウイルススキャン時にスキップするオブジェクトを決定したりできます。特定の形式や特定の名前の添付ファイルをスキャンから除外できます。

アンチウイルスエンジンは既定で有効です。必要に応じて、アンチウイルスモジュールを無効にしたり、任意のルールでアンチウイルススキャンを無効にしたりできます。

このセクションの内容

一部の正規アプリケーションからのコンピューターの保護について

アンチウイルススキャンのステータスについて

メッセージのアンチウイルスの有効化と無効化

ルールでのアンチウイルススキャンの有効化と無効化

アンチウイルスモジュールの設定

アンチウイルスエンジン設定に対する既定値の指定

アンチウイルススキャンでのメッセージの処理の設定

アンチウイルススキャン後にメッセージの件名に追加するタグの設定

アンチウイルススキャンの制限と除外の設定

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