アンチスパムモジュールの設定

2023年8月21日

ID 76529

アンチスパムスキャンの全般設定を行うことができます。設定はすべてのメッセージ処理ルールに適用され、それに従ってメッセージスパムのスキャンが実行されます。

アンチスパムスキャンの全般設定を行うには:

  1. 次のコマンドを使用して、ScanLogic タスク設定を XML ファイルにエクスポートします:

    # /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control \

    --get-settings <ScanLogic タスクID> -f <設定ファイルの名前> または

    --get-settings ScanLogic -n -f <設定ファイルの名前>

  2. ScanLogic タスクのタスク設定を編集するために、XML ファイルを開きます。
  3. <asSettings> セクションで、アンチスパムの関連する設定を行います:
    • <enableReputationFiltering> サブセクションで、レピュテーションフィルタリングを有効にする場合は 1 を、レピュテーションフィルタリングを無効にする場合は 0 を指定します。<useKsnStatus> サブセクションが 0 に設定されている場合、レピュテーションフィルタリングは無効です。

      レピュテーションフィルタリングは既定で有効です。

    • <scanTimeLimit>セクションで、メッセージのアンチスパムスキャンの最長実行時間を秒単位で指定します。この時間内にスキャンが完了しなかったメッセージはエラーと判定されます。すなわち、メッセージスキャンでエラーが発生したと判断されます。

      アンチスパムスキャンの既定の最長時間は 30 秒です。

    • <useKsnStatus> サブセクションで、メッセージの判定時に Kaspersky Security Network からの情報を使用する場合は 1 を指定します。Kaspersky Security Network からの情報を使用しない場合は 0 を指定します。

      既定では、Kaspersky Security Network からの情報を使用します。

    • <useEnforcedAntiSpamUpdatesService> サブセクションで、強制アンチスパムアップデートサービスを有効にする場合は 1 を、このサービスを無効にするには 0 を指定します。

      強制アンチスパムアップデートサービスは既定で有効です。

    • <externalServices> サブセクションにある以下の項目で値を指定します:
      • <dnsTimeout> - DNS サーバーからの応答を待つ最大時間(秒)。既定値は 10 秒です。
      • <dnsblList> - スキャン対象のメッセージに関する情報を要求する DNSBL サーバーのリスト。各 DNSBL サーバーは次の形式で指定します:<item>サーバーの名前または IP アドレス</item>
      • <surblList> - スキャン対象のメッセージに関する情報を要求する SURBL サーバーのリスト。各 SURBL サーバーは次の形式で指定します:<item>サーバーの名前または IP アドレス</item>
  4. 変更を保存します。
  5. 次のコマンドを使用して、XML ファイルから ScanLogic タスク設定をインポートします:

    # /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control \

    --set-settings <ScanLogic タスク ID> -f <設定ファイルの名前> または

    --set-settings ScanLogic -n -f <設定ファイルの名前>

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