ファイルアンチウイルスの設定
ファイルアンチウイルスを設定するには、次の手順に従います:
- セキュリティレベルを変更します。
セキュリティレベルは、事前に設定されているものから選択することも、手動で設定することもできます。セキュリティレベルの設定を変更した場合、いつでも推奨の設定に戻すことができます。
- 感染したファイルの検知時に、ファイルアンチウイルスによって実行される処理を変更します。
- ファイルアンチウイルスの保護範囲を編集します。
保護範囲を拡張または制限するには、スキャンオブジェクトを追加または削除するか、スキャン対象のファイルの種類を変更します。
- ヒューリスティック分析を設定します。
ファイルアンチウイルスは、「シグネチャ分析」と呼ばれる技術を使用します。ファイルアンチウイルスのシグネチャ分析では、検知されたオブジェクトと定義データベース内のレコードが照合されます。カスペルスキーのエキスパートの推奨に従い、シグネチャ分析は常に有効になっています。
保護の有効性を高めるには、ヒューリスティック分析を使用します。ファイルアンチウイルスのヒューリスティック分析では、オペレーティングシステムにおけるオブジェクトの動作が分析されます。ヒューリスティック分析を利用すると、現在定義データベース内にレコードが存在していない、新しい悪意のあるオブジェクトを検知できます。
- スキャンを最適化します。
ファイルアンチウイルスによって実行されるファイルのスキャンを最適化し、スキャン時間を短縮したり、Kaspersky Endpoint Security の処理速度を向上させたりすることができます。スキャンを最適化するには、新しいファイルと前回のスキャン後に変更されたファイルのみをスキャンします。このモードは、簡易ファイルと複合ファイルの両方に適用されます。
iChecker テクノロジーおよび iSwift テクノロジーの使用を有効化することもできます。これらのテクノロジーを使用すると、前回スキャンを実行してから変更されていないファイルがスキャンから除外されるため、ファイルのスキャン速度を最適化することができます。
- 複合ファイルのスキャンを設定します。
- ファイルスキャン方法を変更します。