テクニカルサポート用の情報収集
カスペルスキーのテクニカルサポートのスペシャリストに問題を報告した後で、トレースファイルの作成を要請される場合があります。このトレースファイルを使用して、アプリケーションコマンドの実行プロセスを順を追って追跡し、エラーが発生した製品動作の段階を特定することができます。
また、テクニカルサポートのスペシャリストから、オペレーティングシステムの詳細な情報や、コンピューターで実行中のプロセス、コンポーネントの動作に関する詳細なレポート、製品のクラッシュダンプを求められる場合があります。
必要な情報は、Kaspersky Endpoint Security で集めることができます。収集された情報は、ハードディスクに保存して、後から都合のよいときにアップロードできます。
診断の実行中、テクニカルサポートの担当者から次の製品設定を変更するよう求められる場合があります:
- 詳細な診断情報を収集する機能の有効化
- 標準のユーザーインターフェイスでは設定できない、個別の製品コンポーネントの設定の調整
- 収集される診断情報を保存および送信する設定の変更
- ネットワークトラフィックの取得およびログの設定
テクニカルサポートの担当者は、これらの操作に必要なすべての情報(操作の順番に関する詳細、変更する設定、設定ファイル、スクリプト、追加のコマンドライン機能、デバッグモジュール、特定の目的のためのユーティリティなど)を提供し、デバッグ用に収集されるデータの範囲についてお知らせします。収集された詳細な診断情報は、ユーザーのコンピューターに保存されます。収集されたデータがカスペルスキーに自動送信されることはありません。
ダンプファイルをカスペルスキーに送信するためのダンプサーバーのアドレスを決定するために用いられた設定は、ユーザーのコンピューターに保存されます。必要に応じて、この設定の値を、オペレーティングシステムのレジストリキー "DumpServerConfigUrl"="https://dmpcfg.kaspersky-labs.com/dumpserver/config.xml"
で編集できます。
上記の操作は、テクニカルサポートのスペシャリストによる監督下でのみ、指示に従って実行する必要があります。管理者用ガイドに記載されている以外の方法や、テクニカルサポートのスペシャリストに指示された以外の方法で本製品の設定を独自に変更すると、オペレーティングシステムが低速になったり、クラッシュしたり、コンピューターのセキュリティに影響したり、処理されるデータの可用性や完全性が損なわれたりする可能性があります。