コマンドラインキーを使用したタスク設定の編集
kesl-control --set-settings
コマンドキーを使用すると、タスク設定の個々の値を編集したり、OAS、ODS、OAFIM、ODFIM、および AntiCryptor タイプのタスクのスキャン範囲や除外範囲を追加または削除したりできます。
個々のタスク設定
コマンドラインキーを使ってタスク設定の個々の値を編集するには、次のコマンドを実行します:
kesl-control --set-settings
<
タスク ID / 名
> <
設定名
>=<
設定値
> [<
設定名
>=<
設定値
>]
説明:
<
タスク ID / 名
>
は、タスク作成時に割り当てられたID、またはコマンドラインでのタスク名です。<
設定名
>=<
設定値
>
はタスク設定の名前と値です。タスク設定を表示するコマンドを使ってタスク設定の現在の値を得ることができます。
指定されたタスク設定の値が変更されます。
許可リストを変更する場合や、すべてのアプリケーションの起動を禁止する場合、またはアプリケーションコントロールタスクの設定で Kaspersky Endpoint Security の動作に影響を与えるアプリケーションの起動を禁止する場合は、--accept
キーで --set-settings
コマンドを実行します。
スキャン範囲の追加および削除
コマンドラインキーでスキャン範囲を追加するには、次のコマンドを実行します:
kesl-control --set-settings <
タスク ID / 名
> --add-path <
パス
>
説明:
<
task ID/name
>
は、タスク作成時に割り当てられたID、またはコマンドラインでのタスク名です。--add-path <
path
>
は、スキャンするオブジェクトのあるディレクトリへのパスを追加します。
新しい [ScanScope.item_#]
セクションがタスク設定に追加されます。Path
設定で指定されているディレクトリのオブジェクトがスキャンされます。スキャン範囲の残りの設定は既定値を適用します。
パス
設定に指定された値を持つ [ScanScope.item_ #]
セクションが既にタスク設定に含まれている場合、重複するセクションは追加されません。
UseScanArea
設定が No
に設定されている場合、このコマンドの実行後に値は Yes
に変更され、このディレクトリにあるオブジェクトがスキャンされます。
例: ID=100 のタスクにスキャン範囲を追加します:
タスクに次のスキャン範囲設定が追加されます:
|
コマンドラインキーを使用してスキャン範囲を削除するには、次のコマンドを実行します:
kesl-control --set-settings <
タスク ID / 名
> --del-path <
パス
>
説明:
<
タスク ID / 名
>
は、タスク作成時に割り当てられたID、またはコマンドラインでのタスク名です。--del-path <
path
>
は、スキャンするオブジェクトのあるディレクトリへのパスを削除します。
指定したパスを含む [ScanScope.item_#]
セクションがタスク設定から削除されます。アプリケーションは、指定されたディレクトリ内のオブジェクトをスキャンしません。
除外範囲の追加および削除
コマンドラインキーで除外範囲を追加するには、次のコマンドを実行します:
kesl-control --set-settings <
タスク ID / 名
> --add-exclusion <
パス
>
説明:
<
タスク ID / 名
>
は、タスク作成時に割り当てられたID、またはコマンドラインでのタスク名です。--add-exclusion <
path
>
は、スキャンから除外したいオブジェクトのあるディレクトリへのパスを追加します。
新しい [ExcludedFromScanScope.item_#]
セクションが設定情報ファイルに追加されます。Path
設定で指定されているディレクトリのオブジェクトがスキャンから除外されます。除外範囲の残りの設定は既定値を適用します。
パス
設定に指定された値の [ExcludedFromScanScope.item_#]
セクションがタスク設定に既に含まれている場合、重複したセクションは追加されません。
UseScanArea
設定が No
に設定されている場合、このコマンドの実行後に値は Yes
に変更され、このディレクトリにあるオブジェクトがスキャンから除外されます。
コマンドラインキーで除外範囲を削除するには、次のコマンドを実行します:
kesl-control --set-settings <
タスク ID / 名
> --del-exclusion <
パス
>
説明:
<
タスク ID / 名
>
は、タスク作成時に割り当てられたID、またはコマンドラインでのタスク名です。--del-exclusion <
path
>
は、スキャンするオブジェクトのあるディレクトリへのパスを除外します。
指定したパスを含む [ExcludedFromScanScope.item_#]
セクションがタスク設定情報ファイルから削除されます。アプリケーションは、指定されたディレクトリ内のオブジェクトをスキャンから除外しません。