アプリケーショントレースの設定
Kaspersky Security Center を通じて Kaspersky Endpoint Security アプリケーションを管理している場合は、Web コンソールまたは管理コンソールを使用して、Kaspersky Endpoint Security のポリシー設定でアプリケーションのトレース設定を構成できます。
コマンドラインでアプリケーションを管理している場合は、アプリケーションの全般設定でアプリケーションのトレース設定を構成できます。
Web コンソールでのトレース設定の編集
Web コンソールでは、ポリシーのプロパティ([製品設定]→[全般設定]→[製品設定]の[トレースとダンプの設定])で本製品のトレース設定を構成できます(次の表を参照)。
アプリケーショントレースの設定
設定 | 説明 |
---|---|
トレースファイルのディレクトリへのパス | トレースファイルが保存されているディレクトリへのパスの入力フィールド。 既定値:/var/log/kaspersky/kesl 別のディレクトリを指定する場合は、Kaspersky Endpoint Security を実行しているアカウントが、このディレクトリに対して読み取り / 書き込み権限を持っていることを確認します。既定のトレースファイルのディレクトリにアクセスするには、root 権限が必要です。 |
トレースファイルの最大数 | 本製品のトレースファイルの最大数の入力フィールドです。 既定値:10 |
トレースファイルの最大サイズ(MB) | 本製品のトレースの最大サイズ(メガバイト単位)の入力フィールドです。 既定値:500 |
トレース設定を適用するには、アプリケーションを再起動する必要があります。
管理コンソールでのトレース設定の編集
管理コンソールでは、ポリシーのプロパティ内で本製品のトレース設定を行うことができます(全般設定 → 製品設定)。
[トレースとダンプの設定]で、[構成]をクリックすると、トレース設定を編集できるウィンドウが開きます(次の表を参照)。
アプリケーショントレースの設定
設定 | 説明 |
---|---|
トレースファイルのディレクトリへのパス | トレースファイルが保存されているディレクトリへのパスの入力フィールド。 既定値:/var/log/kaspersky/kesl 別のディレクトリを指定する場合は、Kaspersky Endpoint Security を実行しているアカウントが、このディレクトリに対して読み取り / 書き込み権限を持っていることを確認します。既定のトレースファイルのディレクトリにアクセスするには、root 権限が必要です。 |
トレースファイルの最大サイズ(MB) | 本製品のトレースの最大サイズ(メガバイト単位)の入力フィールドです。 既定値:500 |
トレースファイルの最大数 | 本製品のトレースファイルの最大数の入力フィールドです。 既定値:10 |
トレース設定を適用するには、アプリケーションを再起動する必要があります。
コマンドラインでのトレース設定の編集
コマンドラインでは、製品の全般
設定の TraceLevel
、TraceFolder
、TraceMaxFileCount
、および TraceMaxFileSize 設定を使用して、本製品のトレース設定を構成できます。
TraceLevel
設定を使用すると、本製品のトレースを有効または無効にし、トレースファイルの詳細レベルを指定できます。この設定は次の値を使用できます:
Detailed
- 詳細なトレースファイルを生成します。MediumDetailed
- 情報メッセージとエラーメッセージを含むトレースファイルを生成します。NotDetailed
- エラーメッセージを含むトレースファイルを生成します。None
(既定値) - トレースファイルを生成しません。
TraceFolder
設定では、本製品のトレースファイルが保存されるディレクトリを指定できます。既定値:/var/log/kaspersky/kesl別のディレクトリを指定する場合は、Kaspersky Endpoint Security を実行しているアカウントが、このディレクトリに対して読み取り / 書き込み権限を持っていることを確認します。既定のトレースファイルのディレクトリにアクセスするには、root 権限が必要です。
TraceMaxFileCount
では、本製品のトレースファイルの最大数を指定できます。設定できる値は 1 ~ 10000 です。既定値:10
TraceMaxFileSize
では、レースファイルの最大サイズ(メガバイト単位)を指定できます。設定できる値は 1 ~ 1000 です。既定値:500
コマンドラインオプションまたは本製品の全般設定のすべてを含む設定情報ファイルを使用して設定を編集できます。
TraceFolder
、TraceMaxFileCount
、または TraceMaxFileSize
設定の値を変更した後は、本製品を再起動する必要があります。