ライセンスを管理するコマンド
「-L」は、ライセンスの管理に使用されるコマンドのグループに、そのコマンドが属することを示す接頭辞です。
ライセンスの追加と削除のコマンドは、アプリケーションが標準モードで使用されている場合にのみ実行できます。Kaspersky Endpoint Security を Light Agent モードで使用して仮想環境を保護すると、ライセンスを管理するコマンドがエラーで終了します。このアプリケーションは、Kaspersky Security for Virtualization Light Agent の一部として有効化されるため、アプリケーションを個別に有効化する必要はありません。
kesl-control --add-active-key
このコマンドを使用すると、ライセンスファイルまたはアクティベーションコードを使用して、現在のライセンスを本製品に追加できます。
このコマンドを使用すると、現在の製品ライセンスと現在の EDR Optimum ライセンスを追加できます。コマンドでライセンスの種別を指定する必要はありません。
コマンド構文
kesl-control [-L] --add-active-key <
ライセンス情報ファイルパス
>
kesl-control [-L] --add-active-key <
アクティベーションコード
>
引数とキー
<
ライセンス情報ファイルへのパス
>
- ライセンス情報ファイルへのパス。ライセンス情報ファイルが現在のディレクトリにある場合は、ファイル名だけを指定します。
<
アクティベーションコード
>
- アクティベーションコード。
例: /home/test/00000001.key ファイルから、現在のライセンスとして追加します:
|
kesl-control --add-reserve-key
このコマンドを使用すると、ライセンスファイルまたはアクティベーションコードを使用して、予備のライセンスを本製品に追加できます。
このコマンドを使用すると、予備の製品ライセンス と予備の EDR Optimum ライセンスを追加できます。コマンドでライセンスの種別を指定する必要はありません。
デバイス上の製品に現在のライセンスがまだ追加されていない場合、コマンドは失敗します。
コマンド構文
kesl-control [-L] --add-reserve-key <
ライセンス情報ファイルパス
>
kesl-control [-L] --add-reserve-key <
アクティベーションコード
>
引数とキー
<
ライセンス情報ファイルへのパス
>
- ライセンス情報ファイルへのパス。ライセンス情報ファイルが現在のディレクトリにある場合は、ファイル名だけを指定します。
<
アクティベーションコード
>
- アクティベーションコード。
例: /home/test/00000002.key ファイルを使用して、予備のライセンスを追加します:
|
kesl-control --remove-active-key
このコマンドを使用すると、現在のライセンスを削除できます。
コマンド構文
kesl-control [-L] --remove-active-key [--edr-optimum]
引数とキー
--edr-optimum
– 現在の EDR Optimum ライセンスを削除します。--edr-optimum
オプションを指定しないと、Kaspersky Endpoint Security の現在のライセンスが削除されます。
kesl-control --remove-reserve-key
このコマンドを使用すると、予備のライセンスを削除できます。
コマンド構文
kesl-control [-L] --remove-reserve-key [--edr-optimum]
引数とキー
--edr-optimum
– 予備の EDR Optimum ライセンスを削除します。--edr-optimum
オプションを指定しないと、Kaspersky Endpoint Security の予備のライセンスが削除されます。
kesl-control -L --query
-L --query
コマンドは、アプリケーションの有効化に使用されたライセンスと、現在使用されているライセンスに関する情報を出力します。
コマンド構文
kesl-control -L --query [--json]
引数とキー
--json
:データを JSON 形式で出力します。
kesl-control --load-mdr-blob
--load-mdr-blob
コマンドは、Kaspersky Managed Detection and Response との連携に必要な BLOB 設定ファイルをダウンロードします。
コマンド構文
kesl-control [-L] --load-mdr-blob <
MDR BLOB 設定情報ファイルのパス
>
kesl-control --remove-mdr-blob
--remove-mdr-blob
コマンドは、Kaspersky Managed Detection and Response との連携に必要な BLOB 設定ファイルを削除します。
コマンド構文
kesl-control [-L] --remove-mdr-blob