ウェブコントロール

ウェブコントロールは、Web リソースへのユーザーアクセスを制御します。これにより、トラフィックの消費を削減し、作業時間の不適切な使用を減らすことができます。ユーザーが Web コントロールによってアクセスが制限されている Web サイトを開こうとすると、Kaspersky Endpoint Security はアクセスをブロックするか、その Web サイトが望ましくないことをユーザーに伝える警告メッセージを表示します。

Kaspersky Endpoint Security は、HTTP および HTTPS トラフィックのみを監視します。

ウェブコントロールを使用すると、次の方法で Web サイトへのアクセスを設定できます。

• コンテンツカテゴリ。Web サイトの分類は、Kaspersky Security Network、ヒューリスティック分析、既知の Web サイトのデータベース（定義データベースに含まれる）に基づいて分類されます。たとえば、「ソーシャルネットワーク」コンテンツのカテゴリやその他のカテゴリへのユーザーアクセスを制限できます。
• データ種別カテゴリ。たとえば、Web サイト上のデータへのユーザーアクセスを制限したり、グラフィックを非表示にしたりできます。アプリケーションは、拡張子ではなくファイル形式によってデータタイプを決定します。

  アプリケーションはアーカイブ内のファイルをスキャンしません。たとえば、画像ファイルがアーカイブされている場合、アプリケーションはデータタイプを画像ファイルではなくアーカイブとして検知します。

• ウェブアドレス。Web アドレスまたは Web アドレスマスクを指定できます。

複数の方法を使用して、同時に Web サイトへのアクセスを制御できます。たとえば、「Web メール」のカテゴリの Web サイトに対してのみ、「Office アプリケーションファイル」のデータタイプへのアクセスを制限できます。

既定では、すべての Web リソースに対して選択される既定のルールは「許可」です。このルールに従って、他のWeb リソースアクセスルールが定義されていない場合、ウェブコントロールではユーザーが Web リソースにアクセスできるようになります。

他のルールの対象でない Web リソースへのアクセスを本製品がどのように制御するかを制御するウェブコントロールの既定ルールを変更し、既定のルールを［ブロック］に設定できます。このルールに従って、他のWeb リソースアクセスルールが定義されていない場合、ウェブコントロールはユーザーが Web リソースにアクセスできないようにします。