コマンドラインでのバックアップオブジェクトの操作
コマンドラインでバックアップ管理コマンドを使用して、バックアップオブジェクトに対して次の処理を実行できます:
- バックアップオブジェクトの詳細を表示します。
- バックアップから一部または全部のオブジェクトを削除します。
- バックアップからオブジェクトを復元します。
感染しているオブジェクトを復元すると、デバイスへの感染の原因となる可能性があります。
バックアップオブジェクトの詳細の表示
バックアップのオブジェクトの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します:
kesl-control -B --query ["<
フィルター条件
>"] [-n <
数値
>] [--json]
説明:
<
フィルター条件
>
:<フィールド
> <
比較演算子
> '<
値
>'
形式の 1 つまたは複数の論理式
。論理演算子と組み合わせて、結果を限定します。フィルター条件を指定しない場合、バックアップ内のすべてのオブジェクトの詳細を表示します。
<
数値
>
:表示する最新のオブジェクトの数。-n
スイッチを指定しない場合は、最後の 30 個のオブジェクトが表示されます。0 を指定してすべてのオブジェクトを表示します。--json
:データを JSON 形式で出力します。
ObjectId
行には、オブジェクトをバックアップに配置するときにオブジェクトに割り当てた数値識別子が表示されます。ID は、オブジェクトをバックアップ保管領域から復元または削除するなど、オブジェクトに対して処理を実行する場合に使用されます。
バックアップからのオブジェクトの復元
オブジェクトを元の名前で元の場所に復元するには、次のコマンドを実行します:
kesl-control --restore <
オブジェクト ID
>
<
オブジェクト ID
>
は、オブジェクトをバックアップに配置するときにオブジェクトに割り当てた数値識別子です。
オブジェクトを新しい名前で指定したディレクトリに復元するには、次のコマンドを実行します:
kesl-control --restore <
オブジェクト ID
> --file <
ファイル名とパス
>
--file <
ファイル名とパス
>
は、ファイルの新しい名前と、ファイルを保存するディレクトリへのパスです。指定されたディレクトリが存在しない場合は、ディレクトリが作成されます。
バックアップからのオブジェクトの削除
選択したオブジェクトをバックアップから削除するには、次のコマンドを実行します:
kesl-control --mass-remove --query "<
フィルター条件
>"
<
フィルター条件
>
は、<フィールド
> <
比較演算子
> '<
値
>'
形式の 1 つまたは複数の論理式
。論理演算子と組み合わせて、結果を限定します。
例: ID=15 のオブジェクトを削除するには:
名前またはパスに「test」を含むオブジェクトを削除するには:
|
すべてのオブジェクトをバックアップから削除するには、次のコマンドを実行します:
kesl-control -B --mass-remove