ファイアウォールのルールについて

2022年6月10日

ID 146690

ファイアウォール管理タスクは、タスク実行時に Windows ファイアウォールに強制的に適用される許可ルールを使用して送受信ネットワークトラフィックのフィルタリングを管理します。

タスクが初めて開始された時に、Kaspersky Security for Windows Server は Windows ファイアウォール設定で指定されたすべての着信ネットワークトラフィックルールを読み取ってファイアウォール管理タスク設定にコピーします。続いて、アプリケーションは次のルールに従って動作します:

  • Windows ファイアウォール設定に新しいルールが作成された場合(手動で、または新しいアプリケーションのインストール時に自動的に)、Kaspersky Security for Windows Server はそのルールを削除します。
  • Windows ファイアウォール設定から既存のルールが削除された場合、タスクが再起動された時に Kaspersky Security for Windows Server はそのルールを復元します。
  • Windows ファイアウォール設定で既存のルールのパラメータが変更された場合、Kaspersky Security for Windows Server はその変更をロールバックします。
  • ファイアウォール管理設定に新しいルールが作成された場合、Kaspersky Security for Windows Server は Windows ファイアウォールにルールを強制的に適用します。
  • ファイアウォール管理設定から既存のルールが削除された場合、Kaspersky Security for Windows Server は Windows ファイアウォール設定からルールを強制的に削除します。

Kaspersky Security for Windows Server は、送信ネットワークトラフィックを管理するブロックルールを使用しません。ファイアウォール管理タスクの開始時に、Kaspersky Security for Windows Server は Windows ファイアウォール設定からそのようなルールをすべて削除します。

着信ネットワークトラフィックのフィルタリングルールを設定、削除、編集することはできます。

ファイアウォール管理タスク設定に新しいルールを指定して送信ネットワークトラフィックを管理することはできません。Kaspersky Security for Windows Server で指定されているすべてのファイアウォールルールは、着信ネットワークトラフィックのみを管理します。

アプリケーションやポートを対象とするさまざまな種別のファイアウォールのルールを管理できます。

アプリケーションルール

この種のルールは、指定したアプリケーションを標的とするネットワーク接続を許可します。これらのルールの有効化の条件は、実行ファイルへのパスに基づきます。

アプリケーションルールは管理できます:

  • ルールの追加
  • 既存のルールの削除
  • 指定したルールの有効化と無効化
  • 指定したルールのパラメータの編集:ルール名、実行ファイルへのパス、およびルール使用範囲の指定

ポートルール

この種のルールは、指定したポートおよびプロトコル(TCP/UDP)によるネットワーク接続を許可します。これらのルールの有効化の条件は、ポート番号およびプロトコルの種別に基づきます。

ポートルールは管理できます:

  • ルールの追加
  • 既存のルールの削除
  • 指定したルールの有効化と無効化
  • 指定したルールのパラメータの編集:ルール名、ポート番号、プロトコルの種別、およびルールの適用範囲の設定

ポートルールには、アプリケーションルールよりも広い範囲が含まれます。ポートルールに基づく接続を許可すると、保護対象デバイスのセキュリティレベルは低下します。

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