FPolicy の作成と設定

2022年6月10日

ID 158447

FPolicy を初めて作成する場合、カスペルスキーでは次の表に指定された設定を適用することを推奨しています。

FPolicy 設定

パラメータ

文字列と文字列の説明

_EVENT CREATE

このパラメータは、悪意のある暗号化試行の分析と検知のために Kaspersky Security for Windows Server によって一時遮断され、レポートされるファイル操作を識別します。

Vserver name(Vserver 名)

<svm 名>

外部エンジン側(Kaspersky Security for Windows Server)の NetApp のアンチクリプタータスク設定に指定された値と一致している必要があります。

Event(イベント)

<イベントソース>

FPolicy のソースとして使用されます。

Protocol(プロトコル)

cifs

File operations(ファイル操作)

create、open、rename、write、close、setattr、delete

Filters(フィルター)

close-with-modification、first-write、write-with-size-change、open-with-delete-intent、open-with-write-intent

Is volume operation required(ボリューム操作が必要かどうか)

false

_ENGINE CREATE

このパラメータは、外部エンジン(または FPolicy サーバー)への接続のための設定を定義します。

Vserver name(Vserver 名)

<svm 名>

外部エンジンの NetApp のアンチクリプタータスク設定に指定された値と一致している必要があります。

Engine(エンジン)

<エンジン名>

外部エンジン名。外部エンジンの NetApp のアンチクリプタータスク設定に指定された値と一致している必要があります。

Primary FPolicy servers(プライマリ FPolicy サーバー)

<プライマリサーバーの IP>

1 つのサーバーのみを指定できます。

Port Number of FPolicy Service(FPolicy サービスのポート番号)

<ポート番号>

1346 を推奨します。外部エンジンの NetApp のアンチクリプタータスク設定に指定された値と一致している必要があります。

Secondary FPolicy servers(セカンダリ FPolicy サーバー)

<セカンダリサーバーの IP>

プライマリサーバーが選択されている場合、セカンダリサーバーは使用できません。

External Engine Type(外部エンジンの種別)

Synchronous

Asynchronous モードはサポートしていません。

SSL option for external communication(外部通信のための SSL オプション)

No-auth

FQDN or CCN(FQDN または CCN)

-

Serial Number of Certificate(証明書のシリアルナンバー)

-

Certificate Authority(証明書の認証局)

-

_POLICY CREATE

このパラメータは将来の FPolicy 設定を定義します。

Vserver name(Vserver 名)

<svm 名>

外部エンジンの NetApp のアンチクリプタータスク設定に指定された値と一致している必要があります。

FPolicy

<FPolicy 名>

外部エンジンの NetApp のアンチクリプタータスク設定に指定された値と一致している必要があります。

Events to Monitor(監視するイベント)

<イベントソース>

FPolicy Engine(FPolicy エンジン)

<エンジン名>

外部エンジンの文字列名。外部エンジンの NetApp のアンチクリプタータスク設定に指定された値と一致している必要があります。

Is mandatory screening required(審査を必須とするかどうか)

true

Allow privileged access(権限を持つアクセスを許可する)

yes

User name for privileged access(権限を持つアクセスのユーザー名)

<ユーザー名>

ネットワーク接続ストレージ上の共有フォルダーにアクセスするには、NetApp のアンチクリプタータスク設定で認証情報フィールドに同じ値を指定する必要があります。

Is passthrough read enabled(パススルー読み取りが有効であるかどうか)

false

_SCOPE CREATE

このパラメータは、外部エンジンによってカバーされる保護範囲を定義します。

Vserver name(Vserver 名)

<svm 名>

ネットワーク接続ストレージの保護に対して可能な最大領域を指定してください。NetApp のアンチクリプタータスク設定で除外を追加してください。

ポリシー

<FPolicy 名>

表内で強調表示された値を指定することを推奨します。その他の値はお使いの要件により異なります。

NetApp のアンチクリプタータスクの実行中に、ネットワーク接続ストレージで FPolicy 設定が変更された場合、新しい設定を適用するには、NetApp のアンチクリプタータスクを再起動する必要があります。

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