テナントの新規作成

2024年1月10日

ID 199650

REST API メソッドの呼び出し時に指定するテナントタイプに応じて、次の動作が実行されます:

  • 複合的なテナントタイプの場合:
    • Integration Server データベースにテナントデータを追加します。
    • Kaspersky Security Center で、テナントの保護インフラストラクチャを作成します(仮想管理サーバー、仮想管理サーバーへの接続用アカウント、フォルダーと管理グループの構造、)。
    • Kaspersky Security for Virtualization 5.1 Light Agent がインストールされている仮想マシンの保護を有効化または無効化するポリシーを、[Multitenancy KSV LA - <テナント名>]フォルダーに作成します。

      保護を有効または無効にするポリシーは、Kaspersky Security for Virtualization 5.1 Light Agent がテナントの仮想インフラストラクチャにインストールされている場合にのみ適用されます。詳細は、Kaspersky Security for Virtualization 5.1 Light Agent のヘルプを参照してください。

    • テナントの仮想サーバーの情報を Integration Server データベースへ追加します。
  • 単純なテナントタイプの場合:Integration Server データベースにテナントデータを追加します。

メソッド:

POST /api/2.0/virtualization/tenants

リクエスト本文に次のパラメータを指定する必要があります:

<tenant>

<name>{名前}</name>

<description>{説明}</description>

<userData><![CDATA[{詳細情報}]]></userData>

<preferredViisAddress>{IP アドレス}</preferredViisAddress>

<type>{テナントタイプ}</type>

<!-- vKsc セクションのデータは、複合的なテナントタイプのみ指定可能です -->

</vKsc>

<user>

<name>{管理者名}</name>

<password>{管理者パスワード}</password>

</user>

</vKsc>

</tenant>

各パラメータの説明:

  • {日時} – テナント名(必須パラメータ)。
  • {説明} – テナントの説明(任意のパラメータ)。
  • {詳細情報} – テナントに関する詳細情報(任意のパラメータ)。
  • {IP アドレス} – テナントの仮想マシンにインストールされた Light Agent が接続する Integration Server の IP アドレス(任意のパラメータ)。指定したアドレスが既定値として、Light Agent ポリシーの作成時に使用されます。パラメータが指定されていない場合、ポリシーは Integration Server の IP アドレスを REST API へのリクエストから使用します。
  • {テナントタイプ} – テナントタイプ:複合的または単一的なテナントタイプ(オプションパラメータ)。
  • {管理者名} – テナントの仮想化管理サーバーへの接続に使用される管理者アカウントの名前(複合的なテナントタイプの作成時に必要)。アカウントは処理中に自動的に作成されます。
  • {管理者パスワード} - 管理者アカウントのパスワード。Base64 方式にエンコードされています(複合的なテナントタイプの作成時に必要)。

このリクエストは非同期で実行され、REST API は CreateTenant タスクの識別子を返します。このタスクを使用して、テナントの作成処理の進捗を監視できます。タスクの実行が完了すると、[result]フィールドに作成されたテナントの識別子を含むテナントの情報、またはエラーメッセージが表示されます。処理のどこかのステップでエラーが発生すると、変更がすべて元に戻されます。

リターンコード:

  • 202 (Accepted) – リクエストの実行が受諾されました。レスポンスは、CreateTenant タスクの識別子を返します。
  • 400 (Bad request) VIRMT_MandatoryParameterIsNotSpecified – 必須パラメータのうち 1 つがリクエスト本文で指定されていません(例:テナント名)。
  • 400 (Bad request) VIRMT_InvalidTenantType – 無効なテナントタイプがリクエスト本文で指定されており、指定されたテナントタイプが存在しません。
  • 400 (Bad request) VIRMT_VKscCredentialsNotSpecified – Kaspersky Security Center の仮想管理サーバーの管理者アカウント名またはパスワードが指定されていません(複合的なテナントタイプの作成時)。
  • 400 (Bad request) VIRMT_InvalidViisAddressFormat – Integration Server の IP アドレスの形式が無効です。
  • 403 (Forbidden) – リソースへのアクセスが拒否されました。

タスクで発生する可能性があるエラーコード:

  • KSC_ServiceNotConfigured – Kaspersky Security Center 接続設定が指定されていません。
  • VIRMT_TenantGroupAlreadyExists – 指定したテナント名に対応する名前のフォルダーが Kaspersky Security Center に既に存在します。
  • VIRMT_TenantWithSpecifiedNameAlreadyExists – Integration Server データベース内に、指定した名前のテナントが見つかりません。
  • VIRMT_PasswordNotComplyPolicy – Kaspersky Security Center 仮想管理サーバーの管理者アカウントを作成できませんでした:指定したパスワードが Kaspersky Security Center のパスワード要件を満たしていません。
  • VIRMT_UserWithSpecifiedNameAlreadyExists – Kaspersky Security Center 仮想管理サーバーの管理者アカウントを作成できませんでした:指定した名前のユーザーが既に Kaspersky Security Center に存在します。

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