Protection Server と Light Agent のダンプファイルの概要

2024年1月10日

ID 212934

ダンプファイルには、ダンプファイルが作成された時点での Kaspersky Security プロセスの操作メモリに関する情報が含まれています。

ダンプファイルには、個人データが含まれる可能性もあります。情報をカスペルスキーに送信する前に、不正なアクセスから保護されていることを確認することを推奨します。

Protection Server のダンプファイル

既定では、Protection Server のダンプファイルは作成されません。ダンプファイルの記録を有効または無効にできます。

Protection Server のダンプファイルの記録を有効にするには:

  1. etc/opt/kaspersky/la/dumps_enabled ファイルを作成します。
  2. systemctl restart la-scanserver コマンドを実行して、scanserver サービスを再起動します。

既定では、作成されたすべてのダンプファイルは、/var/opt/kaspersky/la/dumps ディレクトリに保存されます。各ダンプファイル(* dmp)の名前には、ファイルが作成された日時、プロセス識別子(PID)、およびセッションのダンプ番号が含まれます。

設定情報ファイル ScanServer.conf ([dumps] セクション)で、ダンプログの設定を編集できます。

ダンプファイルへのアクセスには、Protection Server のインストール時に割り当てられた SVM ルートアカウントのパスワードが必要です。ダンプファイルを保存する既定のディレクトリを変更した場合、Kaspersky Security はダンプファイルへのアクセスを管理しません。指定されたディレクトリが配置されているファイルシステムが、適切なアクセス制御をサポートしている場合、ダンプファイルにアクセスするには root アカウントの権限が必要です。

Protection Server のダンプファイルが、自動的にカスペルスキーに送信されることはありません。本製品をアンインストールすると、ダンプファイルも自動的に削除されます。

Protection Server のダンプファイルの記録を無効にするには:

  1. etc/opt/kaspersky/la/dumps_enabled ファイルを削除します。
  2. systemctl restart la-scanserver コマンドを実行して、scanserver サービスを再起動します。

Light Agent for Windows のダンプファイルについて

Light Agent for Windows のダンプファイル(* dmp)は、製品に障害が発生すると自動的に作成され、%ProgramData%\Kaspersky Lab フォルダーに保存されます。

保存されたダンプファイルには、機密データが含まれる可能性があります。ファイルは可読性がある形式で保存され、ファイルへのアクセスは無制限です。データへのアクセスを管理するには、ダンプファイルを自分で保護する必要があります。

Light Agent for Windows のダンプファイルが、自動的にカスペルスキーに送信されることはありません。本製品をアンインストールすると、ダンプファイルも自動的に削除されます。

Light Agent for Linux のダンプファイルについて

既定では、Light Agent for Linux のダンプファイルは作成されません。ダンプファイルの記録を有効または無効にできます。

Light Agent for Linux のダンプの記録を有効にするには:

  1. /etc/opt/kaspersky/lightagent/dumps_enabled ファイルを作成します。
  2. lightagent サービスを再起動するためには、次のいずれかのコマンドを実行します:
    • systemctl restart lightagent - systemd をサポートするシステムの場合
    • /etc/init.d/lightagent restart - SysV init をサポートするシステムの場合

既定では、作成されたすべてのダンプファイルは、/var/opt/kaspersky/lightagent/dumps ディレクトリに保存されます。各ダンプファイル(* dmp)の名前には、ファイルが作成された日時、プロセス識別子(PID)、およびセッションのダンプ番号が含まれます。

設定情報ファイル LightAgent.conf ([dumps] セクション)で、ダンプログの設定を編集できます。

ダンプファイルの既定のディレクトリを変更した場合、Light Agent for Linux をアンインストールしてもダンプファイルは自動的に削除されません。ファイルは手動で削除できます。

ダンプファイルにアクセスするには、ルートアカウントの権限が必要です。ダンプファイルを保存する既定のディレクトリを変更した場合、Kaspersky Security はダンプファイルへのアクセスを管理しません。指定されたディレクトリが配置されているファイルシステムが、適切なアクセス制御をサポートしている場合、ダンプファイルにアクセスするにはルートアカウントの権限が必要です。

Light Agent for Linux のダンプファイルが、自動的にカスペルスキーに送信されることはありません。本製品をアンインストールすると、ダンプファイルも自動的に削除されます(ダンプファイルの既定の保管ディレクトリを変更した場合を除く)。

Light Agent for Linux のダンプの記録を無効にするには:

  1. /etc/opt/kaspersky/lightagent/dumps_enabled ファイルを削除します。
  2. lightagent サービスを再起動するためには、次のいずれかのコマンドを実行します:
    • systemctl restart lightagent - systemd をサポートするシステムの場合
    • /etc/init.d/lightagent restart - SysV init をサポートするシステムの場合

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