Web リソースアクセスルールの概要

2024年1月10日

ID 65752

Web リソースアクセスルールは一連のフィルターと、ルールスケジュールに示されている期間中、ルールで指定されている Web リソースにユーザーがアクセスした時に、Kaspersky Security によって実行される一連の処理で構成されています。フィルターを使用することで、ウェブコントロールによってアクセスが管理される Web リソースのプールを正確に指定できます。

本製品は、次のフィルターを提供します:

  • コンテンツによるフィルター:ウェブコントロールでは、Web リソースがコンテンツとデータの種別で分類されます。特定のカテゴリのコンテンツとデータの種別を含む Web リソースへのユーザーアクセスを管理できます。選択したコンテンツカテゴリまたはデータ種別カテゴリに属する Web リソースにユーザーがアクセスすると、ルールで指定された処理が実行されます。
  • Web リソースアドレスによるフィルター:すべての Web リソースアドレス、個別の Web リソースアドレス、Web リソースのアドレスグループのユーザーアクセスを管理できます。

    コンテンツによるフィルタリングと Web リソースアドレスによるフィルタリングが指定されていて、指定された Web リソースアドレスおよび / または Web リソースアドレスのグループが、選択されたコンテンツカテゴリまたはデータタイプカテゴリに属している場合、Kaspersky Security は、選択されたコンテンツカテゴリおよび / またはデータタイプカテゴリ内のすべての Web リソースへのアクセスを制御しません。代わりに、指定した Web リソースアドレスまたは Web リソースアドレスグループへのアクセスだけが制限されます。

  • ユーザー名またはユーザーグループ名によるフィルター:ルールによって管理される Web リソースへのアクセス権を持つユーザーまたはユーザーグループの名前を指定できます。
  • ルールスケジュール:ルールスケジュールを指定できます。ルールスケジュールは、ルールが適用された Web リソースへのアクセスを Kaspersky Security が監視する期間を決定します。

Kaspersky Security をインストールした後、既定では次の Web リソースアクセスルールが作成されます:

  • スクリプトとスタイルシート:このルールでは、アドレスに、css、js、または vbs の拡張子を持つファイル名が含まれている Web リソースにいつでもアクセスできる権限をすべてのユーザーに付与します。たとえば、http://www.example.com/style.css や http://www.example.com/style.css?mode=normal といったアドレスです。
  • 既定のルール:任意の Web リソースにいつでもアクセスできる権限をすべてのユーザーに付与します。

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