Kaspersky Endpoint Security for Linux

コンテナスキャンの全般設定

コンテナスキャンの全般設定は、ネームスペースとコンテナをリアルタイムでスキャンするときに使用されます。

コンテナと名前空間のスキャンの全般設定

設定

説明

OnAccessContainerScanAction

感染したオブジェクトの検知時に、コンテナに対して実行する処理。

この設定は、この機能をサポートするライセンスでアプリケーションを使用する場合に使用できます。

ファイル脅威対策タスクの設定は、コンテナ内のオブジェクトをスキャンするときに使用されます。感染したオブジェクトが検出されたときにコンテナに対して実行される処理は、ファイル脅威保護タスクの指定された設定によっても異なります。

StopContainerIfFailed(既定値) – 感染したオブジェクトの駆除や削除ができなかった場合、コンテナを停止します。

StopContainer – 感染したオブジェクトが検知された場合、コンテナを停止します。

Skip – 感染したオブジェクトが検知されても、コンテナに対して何の処理も実行しません。

UseDocker

Docker 環境の使用。

Yes(既定値)– Docker 環境を使用します。

No – Docker 環境を使用しません。

DockerSocket

Docker ソケットパスまたは URI(ユニバーサルリソース識別子)。

既定値:/var/run/docker.sock

UseCrio

CRI-O 環境の使用。

Yes(既定値)– CRI-O 環境を使用します。

No – CRI-O 環境を使用しません。

CrioConfigFilePath

CRI-O 設定情報ファイルへのパス。

既定値:/etc/crio/crio.conf

UsePodman

Podman ユーティリティの使用。

Yes(既定値)– Podman ユーティリティを使用します。

No – Podman ユーティリティを使用しません。

PodmanBinaryPath

Podman ユーティリティの実行ファイルへのパス。

既定値:/usr/bin/podman

PodmanRootFolder

コンテナの保管領域のルートディレクトリへのパス。

既定値:/var/lib/containers/storage

UseRunc

runc ユーティリティの使用。

Yes(既定値) – runc ユーティリティを使用します。

No – runc ユーティリティを使用しません。

RuncBinaryPath

runc ユーティリティの実行ファイルへのパス。

既定値:/usr/bin/runc

RuncRootFolder

コンテナ状態の保管領域のルートディレクトリへのパス。

既定値:/run/runc

感染したオブジェクトが検出されたときにコンテナに対して実行される StopContainerIfFailed 処理は、ファイル脅威対策タスクの FirstAction および SecondAction 設定の指定された値によって異なる場合があります。ファイル脅威対策タスクが感染したオブジェクトの駆除または削除に失敗した場合、コンテナは停止されます。それ以外の場合、コンテナには処理は適用されません。