Kaspersky Endpoint Security for Linux

暗号化された接続のスキャン設定を管理するコマンド

「-N」は、安全な接続のスキャン設定を管理するためのコマンドのグループに、そのコマンドが属することを示す接頭辞です。

kesl-control -N --query

このコマンドは、暗号化された接続のスキャンからの除外リストを出力します。

  • ユーザーが追加した除外項目のリスト
  • 本製品によって追加された除外項目のリスト
  • 本製品のデータベースから受信した除外項目のリスト

コマンド構文

kesl-control -N --query user

kesl-control -N --query auto

kesl-control -N --query kl

kesl-control --clear-web-auto-excluded

このコマンドは、アプリケーションがスキャンから自動的に除外したドメインのリストを消去します。

コマンド構文

kesl-control -N --clear-web-auto-excluded

kesl-control --get-net-settings

このコマンドは、現在の暗号化された接続スキャンをコンソールまたは設定情報ファイルに出力します。

コマンド構文

kesl-control [-N] --get-net-settings [--file <設定情報ファイルのパス>] [--json]

引数とオプション

--file <設定情報ファイルのパス>:暗号化された接続のスキャン設定を出力する設定情報ファイルへのパスです。--file オプションを指定しない場合、設定がコンソールに出力されます。

パスなしでファイルの名前を指定した場合、そのファイルは現在のディレクトリに作成されます。ファイルが指定されたパスに既に存在する場合は、上書きされます。指定されたディレクトリが存在しない場合、設定情報ファイルは生成されません。

--json を指定すると、設定はJSON形式で出力されます。--json オプションを指定しないと、設定は INI 形式で出力されます。

kesl-control --set-net-settings

このコマンドは、コマンドオプションまたは設定情報ファイルから設定をインポートすることによって、暗号化された接続スキャンの全般設定を構成します。

コマンド構文

コマンドオプションで設定を定義します:

kesl-control [-N] --set-net-settings <オプション名>=<オプション値> [<オプション名>=<オプション値>]

設定情報ファイルを介して設定を定義します:

kesl-control [-N] --set-net-settings --file <設定情報ファイルのパス> [--json]

引数とオプション

<オプション名> = <オプション値>: 暗号化された接続のスキャンオプションの名前と値。

--file <設定情報ファイルのパス>:暗号化された接続のスキャン設定をインポートする設定情報ファイルからの完全パスです。

--json を指定すると、設定情報ファイルの設定を JSON 形式で本製品にインポートします。--json オプションが指定されていない場合、設定は INI ファイルからインポートされます。インポートが失敗すると、エラーが表示されます。

kesl-control --list-certificates

このコマンドは、信頼する root 証明書のリストを出力します。

コマンド構文

kesl-control [-N] --list-certificates

kesl-control --add-certificate

このコマンドは、信頼する root 証明書のリストに証明書を追加します。

コマンド構文

kesl-control [-N] --add-certificate <証明書のパス>

引数とオプション

<証明書のパス> は、追加する証明書ファイルへのパスです(PEM または DER 形式)。

kesl-control --remove-certificate

このコマンドは、信頼する root 証明書のリストから証明書を削除します。

コマンド構文

kesl-control [-N] --remove-certificate <証明書のサブジェクト>