Kaspersky Endpoint Security for Linux

Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform との連携

Kaspersky Endpoint Security は、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform ソリューション(以下、KUMA)と互換性があります。

Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform は、次の機能を提供する包括的なソフトウェアソリューションです。

  • 情報セキュリティイベント(テレメトリ)の受信、処理、および保存。
  • 受信データの分析と相関。
  • 取得したイベント内の検索。
  • 情報セキュリティの脅威の兆候を検出した場合の通知の作成。

ソリューションの詳細については、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform のヘルプを参照してください。

Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform と連携すると、Kaspersky Endpoint Security を実行しているデバイスは KUMA サーバーとの暗号化された接続を確立します。安全な接続を実現するため、KATA サーバーが発行する次の証明書を使用しています:

  • KATA サーバー証明書。接続はサーバーの TLS 証明書を使用して暗号化されます。接続のセキュリティレベルは、Kaspersky Endpoint Security 側のサーバー証明書を検証することで上げられます。Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform との連携を有効にする前に、KUMA サーバー証明書を追加します。
  • クライアント証明書。この証明書は、双方向認証を使用した接続の追加保護に使用されます(Kaspersky Endpoint Security KUMA サーバーを使用するスキャンデバイス)。同一のクライアント証明書を複数のデバイスで使用することができます。既定では、KUMA サーバーはクライアント証明書をチェックしませんが、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform 側で双方向認証を有効にすることができます。この場合、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform との連携設定で双方向認証を有効にし、クライアント証明書(証明書と秘密鍵の入った暗号コンテナ)を追加する必要があります。

KUMA サーバーへの接続を保護するための証明書は、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform の管理者によって提供されます。

Kaspersky Endpoint Security の製品全般設定で、プロキシサーバーの使用が設定されている場合、KUMA サーバーへの接続にプロキシサーバーが使用されます。

既定では、 Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform の連会は無効になっています。コマンドライン、Web コンソール、および管理コンソールを使用して、連携を有効または無効にし、次の連携設定を構成できます。

  • KUMA サーバー接続の全般設定を構成します。
  • KUMA サーバー証明書を追加または削除します。
  • KUMA サーバーに接続するときに双方向認証を設定し、クライアント証明書を追加します。
  • イベント転送設定を管理します。

Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform との連携を有効にする前に、次のいずれかの条件が満たされていることを確認してください:

このセクションの内容

Webコンソールで KUMA 連携の設定

管理コンソールで KUMA 連携の設定

コマンドラインで MDR 連携の設定